「これからの時代の女性の生き方」（５） 　自分の価値観を大切…

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「働く」を応援するシリーズⅢ　　
　　「これからの時代の女性の生き方（５）
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私は「キャリア支援」を生業としているから
「働く」ことの重要性をずっと伝えている


でもその根源にある思いは
誰もかれもに「働きなさい」と言いたいのではなく
自分に合った「価値観」を探すことが大切だと思っている



例えば私は
ずっと10代から20代の半ばぐらいまで自分のいる環境がしっくりこなかった
周りが言うから
学校の勉強をがんばって順位をあげよう
周りのみんながしているから
きちんとメイクを頑張ろう
女性だから気を抜いた崩れた部分を見せないようにしなければ


そういう自分が
どうも自分にしっくりこなくて


それはその通りで
元々は海外をバックパックと航空券だけでどこでも行ってしまうタイプで
メイクなんてしなくても
トイレもお風呂もないアフリカだって平気なタイプなのに


その価値観とは
違うみんなが目指すものを目指そうとしていたから


でも30代になった時に
あることに気づいて
それは背筋がピンと伸びてて崩れた姿勢を見たことのない女性や
メイクが崩れているところを見たことのない女性や
いつもウェイトコントロールをしている女性って
やはり周りにもいて


それは一種の才能なの
私がいくら頑張って
メイクをいつも崩れない状態にする事を
努力しても続かなかった
だからそれが出来る人はやはり才能なのだとわかった


でもその女性たちががむしゃらに
自分を忘れるほど仕事に没頭できるかと言えば
それは大抵無理な事で
やはりそれは人には適性不適正があるということ


自分らしく生きる事において
大切なのはその自分の適性不適正をきちんと知る事なの


だから皆が皆
仕事をがむしゃらに頑張れなくてもよいと思う
専業主婦が向いている人もいるし
常に年齢よりも若々しく見せるための努力が楽しくて仕方ない人もいる

でも
皆が皆同じ価値観で
「男性ウケするファッションを取り入れよう」
「より若く見せよう」
「仕事はそこそこでいいや」
と考える必要もないということ


では何が自分に合っていて
何が自分に合っていないのか
そういう自分の価値観を見直す機会が必要で


それによって
自分の生き方がとてもしっくりくるようになる


そしてそれを見つけるのは
10代や20代であればあるほどいい
そこから始めていけるから


私も10代や20代の初めの頃に
もっとその事に気付いていてあげられたら
合わない環境に無理やり合わそうと無理しなくても済んだのに
とその頃の自分に申し訳ない気がしている


でもこれからの時代を生きる女性たちは
もっとそうした自分の価値感を探っていける時代になると確信している
きっともっともっと女性が自分らしく生きていける時代になるはずだから





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