「これからの時代の女性の生き方」（4） 　女性が仕事に求める…

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「働く」を応援するシリーズⅢ　　
　　「これからの時代の女性の生き方（４）
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今回のシリーズは
働く女性の魅力を存分に語るシリーズなのだけど


前回の（３）で書いた女性たちも
世間の魅力的なワーキングウーマンたちも
忘れてはいけないのは
生まれた時からそうではないという事


みんな生まれて同じスタートに立ち
精神力の強さも
能力も
人間的魅力も
元々は差なんてほとんどない

生まれてから身に着けていくものの大きさに比べたら
生まれ持ったものの差なんて全く比べ物にならないぐらい小さい



その違いを作る一番大きなものは
「教育」と「環境」の差だと私は思っている



どんな家庭に環境に育ったか
どんな社会情勢の下で過ごしたか
どんな会社に入ったか
どんな人たちと仕事をしているか



家庭環境や学校は自分の意志では選べなくても
「仕事」は自分の意志で選べる
だから、どんな仕事でもいいのではなく
「会社や仕事」を選ぶことは最も大事なこと


とりわけ
一番最初に入る会社は
残り何十年目もの人生の指針が決まってしまうほど大切な選択になる



女性がキャリアを築けない理由のひとつは
結婚や出産というキャリアの中断があることと
同じくらい大きな位置づけとして
「最初に入る会社」と「最初につく仕事」の選択が適正ではないからなの



１９８０年代末のバブルの全盛期に話題になった
結婚相手に求める条件『３高』」（高学歴・高収入・高身長）が崩壊して
現代は、３高よりも３Cや３低と言われるように
求める条件が緩やかに広くなってきている


「結婚条件の移り変わり」から少し遅れて
同じ状況が「就職」の条件として移り変わってきている


今まで女性は
「就職」において

・花形の業界で（きれいなイメージの）
・知名度があって（有名企業で）
・責任があまり問われない仕事（気楽な仕事）

に皆が集中してきた


だから
事務職を希望する女性が圧倒的に多かった


でも結婚と同じで
皆が求める条件の中で厳しさを知り
価値観が変わっていく
同時に求める条件を新たに見直そうという風潮が高まる

その結果、
近年の厳しい就職戦線を抜けてきた女性たちは
応募する職種や会社の条件を幅広く考えるように変わってきている


これはキャリアを考える上で
とても大切な変化でもある

それは皆が皆
『大手企業』や『事務職』に向いているわけではないから


一つの価値観で
そこしか見なかったことが
今まで女性がキャリアを築く事を阻害してしまっていたの



事務職ほどキャリアを築いていくことが難しい職種はないのに
今までの女性たちはみんな意識せずに
最初から
そこを目指してきてしまっていたの


それをもっと広い視野で
自分の適性に合った仕事や自分の将来を見据えた仕事を選ぼうとすることが
できるようになったここ１０年間の不景気は本当に
女性にとっては幸いな事でもある


一つの価値観ではなく
広い視野で考えていく事
そのために早くから自分自身の道を考えていくこと


責任をもった仕事なんて自分にではない
と言う女性があまりにも多くてびっくりする


素敵な男性を掴むためには
元々の容姿は関係なくみんなきれいになろうと努力するのに
素敵な仕事を見つけるために
元々の能力に関係なく仕事で成果を出そうと努力しようとはしない



とてもアンバランスな生き方
ずっと女性たちは
こういうバランスが崩れた中を生き抜いてきたの



それは、元をたどれば
「教育」や「環境」に由来する部分でもある

だからこそ
これからの時代の女性たちは
自らの生き方や環境や仕事を
10代や20代から考え求めていくようになる


これはとてもとても大事なの



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