リスク許容度から資産配分を考える - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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リスク許容度から資産配分を考える

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昨日は、将来の目標とする金額を主体として、運用利回りとリスク許容度による資産配分を考えました。

今回は、リスク許容度をベースに資産配分にアプローチする方法をご紹介します。
例えば、お手元にある程度余裕資金(1,000万円)があり、この資金の活用する場合です。
この場合にお考えいただきたいのは
1. 運用期間はどれくらい
2. 例えば、1年、5年、10年・・・・等です
3. 次にその資金でどの程度のリターンを得たいかです。
4. この場合、将来のインフレ率に負けないレベルの運用、多少上回る運用なのか等を考えます。インフレ率と同程度(資産の保全)を目指すなら、デフレの今は、定期預金に預けることで解決します。でも、インフレ率に大きく勝ちたい等の場合には、リスクを取った資産運用が必要になります。
現金と預金はデフレの際には有利な金融商品です
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2205/

5. 実際に損失が発生した場合の対応を考えます。1,000万円の投資で100万円も損が出たら、手仕舞いするのか、静観するのかを予め考えます。
6. また、これを測るのに有効なのが期待リターンとリスクの数値です。通常最悪ケースとされるのが、期待リターン-2リスク(標準偏差)です。例えば、期待リターンが4%でリスクが10%であれば
7. 4%-2×10%=-16%になり、1000万円であれば160万円の損失か出る可能性を考えます。止める人もあれば、止まる人にいらっしゃいますし、資金を追加される方もいらっしゃいます。
8. 次はグラフなどで、複数の運用成果の推移を確認します。プレの少ないケース、ブレの大きいケースなど、ご自身がどのようなケースであれば良いと感じるかです。
9. 以上の要因で測りながら、資産配分を決定します。
10. 例えば、インフレ率と同じ程度で良ければ、1年物の定期預金と国債などど組まれ、多少上回ることを目指すのであれば、それに加え国内債券と国内株式を加え、より大きなリスクを取って運用利回りの上昇を目指す場合には、海外株式に資金を配分ください。

このように、オーソドックスに考えた資産配分は、リスク許容度に応じたものに為ります。
資産運用の基本は
1.資産配分の方針を決定する
2.配分計画に基づいて、資産ごとに銘柄を決定する。
(ア)十分に分散投資の効果が有るか
(イ)コストは最低か
(ウ)流動性は優れているか
等を検証の上選択ください。
3.そして、取引コストが低く、信頼のおける金融機関を選択する。

以上です

セミナーやご相談は根拠の明示と実証データでお話しています。

毎月、資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー  日本FP協会認定CFP(R)
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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