資産配分を決めてからポートフォリオの検討へ(国内株式等) - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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資産配分を決めてからポートフォリオの検討へ(国内株式等)

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前回は定期預金等のリスクの小さな商品での分散をご紹介しました。今回は、国内株式でのポートフォリオを考えます。

資産配分方針で、国内株式への配分比率を決めた場合、あなたはどのような銘柄をお選びになれますか?

自動車メーカー、製紙メーカー、それともデパート、アパレルメーカーでしょうか。
何れにせよ、1社集中はお勧めできません。それらの企業が東京証券所1部上場銘柄であれば、東京証券所の上場株式が抱えている市場リスクにプラスして、その銘柄固有のリスクを抱えてしまいます。例えば、東京電力は今回の事故で大暴落になりましたし、一昨年はトヨタ自動車が米国のリコール騒ぎで大きな下落を被りました。その他に、企業の不祥事、役員の刑事罰、株主代表訴訟、原油の高騰、レアメタルそして倒産等々数え上げればきりがないほど、固有のリスクが上がります。

また、大きければ倒産が無いかと言えば、ダイエーは倒産して解体されています。従って複数の銘柄を保有することでリスクを低減することになります。

良く、良く考えられた3銘柄を選べばTOPIX並みの分散に為る等の紹介記事が出ますが、我々はプロではありませんので、選定に掛ける時間や個別企業の将来性等の分析力がそれだけではの数では分散効果が得られる可能性は少ないと思われます。私は業種等が重ならない、20銘柄以上で組まれるよう勧めしています。従いある程度の金額が必要です。

例えば最低取引単位で購入しても、任天堂は100万円単位になりますし、1000株が単位株の銘柄も数多くあり、例えば株価が200円であれば、200,000円+売買手数料が必要になります。

長期間投資を続けるのであれば、1単位ずつ購入し続けるのも宜しいかと思います。
業種は重さねない、業種内ではご自分として良いと考える企業を購入することで、20回経てば20銘柄以上になります。私はこの手法で、業種を変えて20銘柄に投資していますき(原則1単位毎の入手でしたので金額的には多くを費やしていません)。
ただ、20銘柄以上に為ると、その内1銘柄が破綻しても、全体では20銘柄中1銘柄が欠損するだけでダメージは少ないのですが、ポートフォリオの動きはTOPIXに近い動きになります。従ってTOPIXの投信を購入したはうが良かったと悔いるかも知れません。

より分散を掛るには、投資信託の活用がベターと思います。日経平均(225銘柄)をベンチマークとするもの、TOPIXをベンチマークとするもの等が有りますが、より分散を徹底するのであれば、日経平均に連動する、TOPIXに連動するインデックス投資信託を購入すれば管理する対象は1銘柄で済み、投資金額も今では数千円から可能です。
私は、投資信託(上場投信含む)で組む分散投資をお勧め致します。

ただし、20銘柄以上の選択が可能とした場合には、保有コストは投信と違い殆ど掛りません。また、株式配当金や株主優待も得られますので、これらをターゲットとしても面白いかも知れません。

図のようなコストの観点からお勧めする、ステップです。

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文責
ファイナンシャル・プランナー  日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイサー
宅地建物取引主任者
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


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