- 豊田 健一
- 一般社団法人 組織内コミュニケーション協会 専務理事 兼 『月刊総務』編集長
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
今回は、社内報を編集する上で、どのように社内を巻き込んでいくか考えてみる
考え方のポイントとしては、
◆読者の巻き込み方を、「読者をいかに社内報活動に参加させるか」と考える
◆参加させる場面を社内報発行のプロセス上で考える
◆社内報に取り上げられることに「ステイタス」が感じられるようにする
⇒ 記事に取り上げられたくなる、参加したくなる社内報を目指す
社内報未発行会社の場合、社内報発行のプロセスで巻き込む方法は、
◆社内報に対する希望などを意見収集する
・社内報で知りたい情報、掲載したい情報
・社内報の企画募集
・創刊号では、読者の要望を取り上げたことを記載する、など
・読者と一緒に作り上げた、というイメージづくり
◆社内報の誌名などを募集する
・景品などをつけて募集する
・採用された方を創刊号で取り上げる
・次点含めて、極力応募された方を取り上げる
通常の社内報制作プロセスで巻き込むには、
企画立案の段階だと
・読者アンケート、モニター制度などを活用しての企画募集
・編集委員を交えての企画会議
・企画に対する意見を提出すれば実現されるのだ、というイメージづくり
取材をする上では
・極力多くの人物を取材する
・ニュース記事だとしても、人物を通じて記事づくりをする
・丁寧な記事作り
・他部門に対してPRとなるような記事づくり
・取材されること、掲載されることに「ステイタス」を感じさせる誌面づくり
原稿収集では、
・通信委員などを通じて記事を収集する
・収集された記事はできるだけ多く紹介する
・誌面で無理であれば、イントラなどの他媒体でも取り上げる
・原稿を送れば、必ず取り上げてくれる社内報であるというイメージづくり
または、読者アンケートに関しては、
・毎号読者アンケートを挟み込む
・イントラ上に読者アンケートの書き込み画面作成する
・アンケートに書かれた意見を社内報で紹介するコーナーをつくる
・意見に基づきリニュアルする場合は、その旨を掲載する
・読者の意見に耳を傾けてくれる編集部、というイメージづくり
以上、いろんな段階で考えられると思う
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