照明は「空間を明るくする」という機能と「空間の雰囲気をつくる」という効果があり、建築・インテリアの設計で大切な要素の一つです。 私達の生活の中でもその機能と効果を上手に計画することにより、気持ちを豊かにする心地良い住空間が実現できます。
室内の照明は、インテリアだけではなく、窓を透して夕日が沈む頃から建物の外観をひきたててくれます。 そして、その効果はその建物の周辺へ、街へと心地よい雰囲気が伝っていくのだと思います。 内側(=Interior)で考えたことは実は外側へ拡がり周辺環境へも影響することなので、そのことを意識し住空間を考える、デザインすることが大切だと思います。
写真の住宅ではインテリアで計画した照明効果をファサードの間接照明として活かせるようデザインしています。 そして、この家に住まう人だけではなく、この家の前の路地を通る人々が見たときに心地よく感じていただけたら幸いに思います。
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このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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