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- 竹内 慎也
- ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 法人営業コンサルタント
- 大阪府
- 営業コンサルタント
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
こんにちは。
質問×仮説型営業コンサル@竹内です。
以前読んだ★5つの書評をご紹介します。
では本日はこちら↓
私の5段階評価 ★★★★★ 5
レイチェル・ボッツマン
<所有する>から<利用する→SHARE>へ
車や自転車、工具のシェアからモノのリサイクル、リユース、そして、お金や空間やスキルのシェアまで、インターネットとソーシャルネットワークによって今、かつてない多様なシェアビジネスが始まっている。大規模なコラボレーションとコミュニティが生みだすフェイスブック時代の新しい〈シェアリング・エコノミー〉が、21世紀の社会と経済のルールを変えていく!
<無料>経済に続く 新しいビジネスチャンスを示唆
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私の5段階評価 ★★★★★ 5
【所感】
今、様々な分野で、リサイクルやシェア(共有)するビジネス、中古ビジネスがある。
オフィスなどの共有、オークションなど非常に多岐にわたっている。
その一方で、「モノを買わない若者」など、ニュースなどで言われることも多い。
そんな経済の変化の局面を本書では非常に緻密に語っている。
このようなシェアを主体とした市場はまた、コミュニティ化しやすいとも言っていますが、
ここ1年ほど、コミュニティに関する重要性、人がそういった地域社会や団体に属するニーズが
高まっているというのはやや一般的になりつつありますが、その市場は今成長過程にある、
そして今後もそれが成長し続ける事も本書では非常によく理解できる。
過剰生産に消費者は確かに嫌気を指していると思う。
私も、ビジネスを立ち上げる際に、「モノ」を扱いたいとは思わないです。
今後は地球環境も含め、循環経済により、商品のライフサイクルは伸び、
本来の人間が持っている「助け合い」精神が復活し、銀行以外に「信用」という尺度が
より一層問われているといった点にも深く共感しました。
【この本を読もうと思った経緯】
タイトルで即買い
【この本を読んで私が実践すること】
シェア経済、コミュニティについて自分で出来る事をまず見つける
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<竹内的本書のポイント>
■「私」世代から「みんな」世代へ
今私たちは「自分にどんな得があるか」を追い求める事から、
「みんなにとってどんな得になるか」を考えようとするその大きな転換点にいる
■人々は余暇を取り戻すことで自己学習にあて、自己を再発見し、 見過ごされてきた社会資本を再送しようとしている
■消費者は市場が地域に密着し、強いきずなで結ばれていたかつての時代に戻りたいと心から願っている。(中略)消費者は「やっぱり地元が一番」と思い、自分たちが誰から品物を買うのか、購入品の用途だけでなくそれにまつわることをもっと知りたがっている。
(中略)自分の世界は自分でコントロールしたいと思い、積極的な参加者になろうとしている
■コミュニティは、人々を、一人ひとりバラバラにいるとき以上の存在にしてくれる。
つまりコラボ的な個人主義からみんながメリットを受ける
■コラボ消費のシステム
・プロダクト=サービスシステム(PSS)
ある製品を100%所有しなくてもその製品から受けたサービス、つまり利用した分
にだけお金を払うという「所有より利用」の考え方
・再配分市場
ソーシャルネットワークを通じて、中古品や私有物を必要とされていない場所から
必要とされるところ、また必要とする人に配りなおす。
・コラボ的ライフスタイル
同じような目的をもつ人たちが集まり、時間や空間、技術やお金といった目に見えにくい資産を共有する
■コラボ消費の四大原則
・クリティカルマス
チョイスの多さ。コアなファンやリピーターが最初に集まる。
社会的承認はコラボ消費には欠かせない
・余剰キャパシティの活用
・共有資源の尊重
共通の興味をもつ人々が価値を生み出しコミュニティを作るための新しいパラダイム
・他者との信頼
■オンライン上の自分が「自分がだれか」や「何が好きか」を定義するようになると、
実際に所有するよりも利用していることやつながりがあることを見せる方が大切になる
■活用型のPSS
企業や個人が所有するものを多数のユーザーがシェアするモデル
■寿命延長型のPSS
メンテナンスや修理、アップグレードなどのアフターサービスがそもそも製品需要サイクルに組み込まれているので、結果として買い替えや廃棄の必要がなくなる
■数万人、数百万人の集合的な知恵が、個人や小さなグループにはできない結果や
知識を生み出す(中略)集合知が利用を所有よりも魅力的にする
■PSSはニーズを予測することでより賢く効率的な消費のしかたを作り出す
■「どうモノにアクセスするか」がある種の社会的なステータスになり、ライブワークのデザイナーたちが言う「サービス・エンヴィー」(それを利用することがステータスになるようなサービス)が生まれる
■企業は材料や部品を使い回し出来るだけでなく、修理やメンテナンス、また製品のアップグレードなどをとおして付帯的なサービスから収益を上げ、顧客とより緊密な関係を保つことが出来る、アンダーソンはこれを「循環的資本主義」と呼んでいる。
■再配分市場の環境への明らかなメリットは、ひとつの品物を何度も利用することで、それを最大限に活用し、品物のライフサイクルを伸ばしていることだ
■リユースのもうひとつのメリットで、また思いがけない結果でもあるのは、そこにコミュニティが出来ることだ
■ソーシャルネットワークでは、助け合いが間接的に行われる。(中略)「間接的互酬性」の文化は「贈与経済」とも呼ばれ、これは今すぐにあるいは先になって見返りがあるというはっきりした取り決めがなくてもモノやサービスを与えることだ
■こうした再配分市場は、ユーザーの力にゆだねることで、人々が自分たちのコミュニティ全体の行動を管理するよう後押ししている。
■「人は、友情や信頼から助け合うのではなく、関係を続けることが将来自分のためになると信じるからこそ助け合う」このような心理を「未来の影」と呼んでいる。出品物の価格や状態を正直に説明し、それを信頼することに明確なインセンティブがあるからこそ、未来の影が現在のよい行いを生むのだ
■スワップが新品のショッピングに負けない体験になるような、二つの大切な要素を提供した。それはチョイスが豊富なことと、すぐにその場で満足を得られることだ
■コミュニティの誰かのために何かをしてあげると、一時間ごとにタイムドルがインターネットのポータルにたまるのでそれを必要なことに使える。(中略)これが「みんなの中に蓄積され人や社会やコミュニティをよりよくする価値」だという
■今はブランドじゃなくて自分たちがどんな行動をとるかや何を選択するか、自分の価値観や信条、
そして自己表現が、僕らがどんな人間であるかを決めるんだ。
■コラボ的サービスと呼ぶものを4つの重要なデザインの要素に分ける。それは、利用の円滑さ、サービスの複製可能性、アクセスの多様性、コミュニケーションの強化だ
■デザイナーは陳腐化を組み入れるのではなく、いつまでも長く使えるような製品を作らなければならない
■なんでも知りたがる子供のように、才能あるデザイナーは、よく観察し、よく調べ、「なぜ、なぜ、なぜ」とよく訊く。
■消費者は、コミュニティの一部になりたがっている。それが、デジタルやヴァーチャルコミュニティという場合もあれば、リアルなコミュニティという事もある。自分が何かの一部と感じたいんだ。かかわりたいと思っているんだ
■コラボ消費企業の創業者たちは、初期のコアユーザーを引き入れることに多くの時間を使い、
その後継続的に初期ユーザーを他のメンバーに紹介していく。
■10年後には、もっとも高い評判と信頼のネットワークを持つ人たちが、金持ちや権力者に代わって
力や影響力を持つようになるだろう
■人々はこれまでの銀行口座と並行して「評判の口座」を持つようになり、そこでの評判は
さまざまな種類のコラボ消費への貢献度を図るものさしになるだろう
私の書評では、営業、コミュニケーション、接客、リーダーシップ、
マーケティング、経営、マネジメントなど
人間関係や売上向上に特化してご紹介しています^^
(ときどき違うジャンルも紹介していますが)
ぜひ毎日ご参考にして頂けると嬉しいです☆
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今日もありがとうございました。
また明日、★5つ書評をご紹介させて
頂きます。
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