『甲乙経』からみるはるか昔からの妊娠への認識 - はり・お灸 - 専門家プロファイル

松本 敏樹
そあら鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月25日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

『甲乙経』からみるはるか昔からの妊娠への認識

- good

  1. 心と体・医療健康
  2. マッサージ・手技療法
  3. はり・お灸
鍼灸治療 古典

西晋の時代、皇甫謐(こうほひつ)が

鍼灸医学書である『黄帝三部針灸甲乙経』を著しました。

『素問』『霊枢』『明堂』という書を身体の部位・病気・事項別に再編集したものです。

皇甫謐は若いころは遊んでばかりいましたが、叔母の諌めにより、

それからは様々な学問を修め、著書も残しました。

後に『甲乙経』をつくります。

ものすごい読書家だったそうです。

その『甲乙経』には

「絶子灸臍中、令有子」(臍に灸すれば子を得られる)

「女子絶子、衄血在内不下、関元主之」(絶子は瘀血が下らないため。関元に鍼をする)

等の記載があります。

当院での臨床にあてはめると、

冷えのある方や、お腹を触って硬い方に不妊症の方がとても多いと感じています。

例えばこんなお腹ですね。

あなたは冷え症ですか?お腹の状態はいかがでしょうか?

こういうタイプではよくお臍の灸をすることがあります。

知熱灸というあったかくて気持ちいいお灸です。瘀血(おけつ)については、冷えのぼせ(頭が暑いが足は冷えている)・肩コリ・便秘・頭痛などを訴える方が多いです。

他にも書きたいことがたくさんあるので、瘀血についてもいつか書きたいと思っておりますが、こちらも不妊症では多くいらっしゃいますので今気になっている方はお電話下さい。

古典を勉強すると色々な事が見えてきてとても楽しいです。

 

そあら鍼灸院

このコラムに類似したコラム

敏感なのは良い事です! みかん - 人体調律師 ・ 鍼灸マッサージ師(2014/07/06 10:00)

膝の治療にお灸を提案しています。 みかん - 人体調律師 ・ 鍼灸マッサージ師(2014/06/03 10:00)

質がいいもぐさと、悪いもぐさ 松本 敏樹 - 鍼灸師(2012/01/11 06:00)

臍灸を取るのが怖い方 松本 敏樹 - 鍼灸師(2012/01/07 06:00)

妊婦さんの腰痛、つわり、頭痛など・・・喜んで対応しますよ! 山中 英司 - カイロプラクター(2011/12/04 17:18)