最近の愛聴盤

CDを聴くのが仕事の一環なのか趣味なのかが曖昧なのですが、あえて曖昧なまま最近よく聴いているディスクやライブラリーの中のお気に入りの演奏を紹介したいと思います。タイトルは「私の視聴室」や「棚からひとつかみ」のような語呂のいいタイトルを考えているのですが、決まるまでの仮タイトルです。

最近購入した中での一番のヒットは JUJU「DELICIOUS」。

ポップスで活躍している彼女ですが、ジャズの勉強のためにニューヨークに渡った経歴を持つ本格派。ジャズを歌ってもポップミュージックのカヴァーをしても楽曲の雰囲気を保ちつつJUJU色に染めてしまうところが素晴らしい。バックの楽器編成はピアノのみ（ピアノは島健）からホーンセクションを充実させたビッグバンド編成と変化が立体的に楽しめます。

私のおすすめは『Moody´s Mood For Love』での土岐麻子とのデュエット。２人の歌声がとにかく美しい。そして、『Moody´s Mood For Love』からラテンの名曲『Quizas,Quizas,Quizas』、『Calling You』へと続く絶妙な曲の並び。このディスクのプロデュースを手掛けた松尾潔のこだわりが垣間見れます。

ジャズつながりですが、１２月１１日（日）に松本市美術館で行われるクリスマスのイベント「キャンドルナイト・コンサート」に出演します。ナットキングコールのナンバーから１曲、マリンバのために編曲しました。16:45頃からのブロックで演奏しますのでお時間のある方はいらして下さい。美術館とキャンドルと音楽のコラボレーションをお楽しみいただければと思います。