ETFの分配金の再投資方法 - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

ETFの分配金の再投資方法

- good

  1. マネー
  2. お金と資産の運用
  3. 資産運用・管理
資産運用の原則 ETF(上場投信)とインデックスファンド
ETFもインデックス・ファンドと同じように、リターンはインカム・ゲイン(配当金)とキャピタル・ゲイン(市場での値上がり)です。イボットソンのデータによれば1992年〜2006年間の株式のリターンの構成比は、値上がり益が73%、配当金が25%、配当金などの再投資が2%でした。結構配当金の率が高いですね。となると、ETF(株式を対象とする)を持っている場合、配当金の再投資をどうするかが問題になります。なにしろ投資は複利効果で結果が大きく違います。
そして残念ですがETFはインデックス・ファンドのように1万円では購入できません。

そこで、次のような組み合わせをお勧めします。
1.証券口座ではETFの配当金はMRFで蓄積できます。そのMRFが1万円貯まるごとにノーロードのTOPIXに連動するインデックス・ファンドを購入し、購入したいETFの金額が貯まるまで、このファンドに蓄積しては如何でしょう。私の試算では海外のETFは30口以上で購入しないと為替手数料+売買手数料で投資効果が薄れてしまいます。
 ただし、今回のように株価の変動が大きく動いた際には、目減りすることも視野に入れてください。ただ、国内の株式を対象とするETF購入には有効です。

2.毎月積立でETFの購入を考えておられる方は、MMFでの積立をお勧めします。短期金利の上昇が予想される時期にはMMFが定期預金よりも有利なケースがあります。そして、ETFの分配金もここで購入されているMMF購入で積み増ししてください。ご存知のとおり、円のMMFはリスクの極めて小さなもので、購入後1月経てば手数料なしで解約できます。為替変動も無く、価格リスクも無い、使い勝手の良いMMFでのETF資金用の一時預けには1.よりも此方のほうがベターと考えています。