「市川市のエコハウス」完成見学会のお知らせ - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

栗原 守
有限会社光設計 
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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「市川市のエコハウス」完成見学会のお知らせ

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太陽と薪ストーブ、井戸水を有効に利用するエコロジーな住まい

 

「市川市のエコハウス」は内装に珪藻土やくりこま杉、月桃紙、羊毛の断熱材など自然素材を使い、素材の持つ呼吸機能を利用して、室内を快適な状態にするように配慮しています。

 

屋根に太陽熱ソーラーシステムを設置して太陽熱でつくったお湯を家中の給湯や床暖房に利用する他、薪ストーブを補助暖房に利用しながら内装の自然素材の持つ保温機能との相乗効果により、夏涼しく、冬あたたかい住まいを目指しています。昔からあった井戸も生かして、2カ所のトイレの流し水に井戸水を利用しています。

 

施工は江戸川区の(株)田中工務店さん、地域の工務店とのネットワークによる呼吸する住まい......、自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。

 

日時:2011年10月12日(土) 10:00〜16:00

  

お申し込み:事前予約制です。

      メール、 faxにて光設計までお申し込みをお願いします。

      詳しい案内図を郵送します。

       メール:hikari.kurihara@gmail.com

       fax: 03-3466-5276

 

 

 

■建築上のポイント

 

01:基礎は厚さ180mmのべた基礎にしています。また要所要所の柱をホールダウン金物で基礎のコンクリートに緊結しています。天然ゴム基礎パッキンで床下の通風を確保して湿気のこもりにくい床下構造にしています。

 

02:土台は桧の4寸角を使用しています。通し柱は無垢の桧4寸角、その他の柱はすべて無垢の杉4寸角を使用しています。土台と柱の一部はホウ酸含浸材を使用して防蟻対策にしています。

 

03:構造の梁を組む座金に天然ゴム付き座金を使い、木痩せに対処することにより、地震時の建物の揺れを小さくすることに配慮しています。

 

04:小屋裏はマツナガのセルロースファイバー断熱材を150mmの厚さで吹き付けています。

 

05:外壁はボード状外断熱材Baubio-N、柱間に羊毛の断熱材ウールブレス充填の2重断熱工法にしています。

 

06:屋根にもボード状外断熱材Baubio-Nを使って、断熱を強化して通気工法の屋根にしています。

 

 

■設備上のポイント

 

01:給水・給湯の配管をさや菅ヘッダー方式にして、将来のメンテナンスや維持管理に備えています。

 

02:薪ストーブの廃熱利用を考えて、あたためられた階段上の空気をダクト扇で1階北側の洗面脱衣室に送り、冬の脱衣室を少しでもあたたくする工夫をしています。

 

03:ノーリツの太陽熱ソーラーシステムを屋根上に設置して、太陽熱でつくったお湯を家中のお湯や床暖房に利用しています。

 

04:床下の夏涼しい空気を家の中に取り込むことを考えて木製の床通風口を2カ所に設置しています。

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