- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
私が経営相談で歯科医院の経営改善やカウンセリング導入の相談をお受けした場合はできる限り実務的なお話しをします。
「カウンセリングの推進方法は、こういうやり方がありますよ。」あるいは、「推進ツールはこのようなものを用意すれば、患者さんから聴きたいことが聴けますよ。」といったお話しをさせて頂きます。
すると・・・・
「いやあ、まずスタッフの意識改革が先ではないですかね・・・」「モチベーションが高かったり、もう少し前向きな考え方を持てればこの手法は生きるよね・・・」
といったことをおっしゃる経営者(院長、院長夫人)が半分以上いらっしゃるのです。
たしかに意識、やる気があって、いろんなノウハウや手法が活きるのでしょう。では、「意識を変えよ」と言って簡単に変わるでしょうか?
スタッフの「意識を変える」ということを第一に行うのは大変難しいことです。なぜか?
具体策がないのです。もちろん、「意識を変えていこう!」ということを経営者は言い続けなければなりません。それも大切な事ですが、じつは意識が変わるというのは実践を通じてはじめて変わると私は思います。
例えば歯科医院の「カウンセリングを推進していくためには、カウンセリングを段階的に細分化し、ゴール明示とツールを整備すれば、バラつきなくカウンセリングができるんだ・・・」など、実践を通じてはじめてスタッフが気づき、意識が変わっていくと思うのです。
スタッフの意識改革が先か、実行が先かというのは「鶏と玉子」みたいな関係かも知れませんが、「意識を変える」ための具体的施策がないのであれば、そういった事を院長・院長夫人にまめにお話し頂くくことも大切ですが、「実践を通じて意識を変える」ということにぜひ取り組んで頂ければと思います(私どもは、実践を通じての意識改革をお手伝いさせて頂いておりますのでご相談ください)。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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