しかくとさんかく
必要保障額の考え方には二つありますが、いずれにも共通することは、必要保障額は年々減少していくということです。
わかりやすく単純化した例で、
たとえば、子供が大学を卒業するまでの20年間、毎年200万円の生活費が必要だとすると、
現時点では20年×200万円=4,000万円が必要ですが、1年後は19年×200万円=3,800万円となります。
10年後は10年×200万円=2,000万円と、毎年減少していくことになります。
一方、10年以上前に生命保険に加入された方のほとんどは、「定期保険」もしくは「定期付終身保険」という保険に加入されています。思い当たる方は自分の保険証券を確認してみてください。
この定期保険というのは、一定期間(たとえば60歳まで)、一定金額(たとえば4,000万円)を保障しますというものです。
この保障内容を図で書くと長方形(しかく)になります。
ところが、本当に必要な保障金額は、最初は大きな金額でも、毎年減少していきます。
この本当に必要な保障内容を図で書こうとすると、さきほどの長方形(しかく)を左上から右下までの直線で切り落としたような三角形(さんかく)になるのです。
清水保険資産設計 http://www.sifp.ecnet.jp
このコラムに類似したコラム
賢い生命保険の見直し方(その8保険料をさらに安く) 清水 光彦 - ファイナンシャルプランナー(2012/03/16 20:14)
賢い生命保険の見直し方(その5) 清水 光彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/11/01 11:06)
また、生命保険のかけ過ぎか・・・ 前野 稔 - ファイナンシャルプランナー(2012/08/27 17:00)
賢い生命保険の見直し方(7:保険料の違い) 清水 光彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/12/02 19:33)
賢い生命保険の見直し方(その6) 清水 光彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/11/23 18:30)