「誰でも入れる」保険こそ、専門家に相談を - 医療保険の加入・見直し - 専門家プロファイル

高津 嘉邦
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閲覧数順 2016年12月10日更新

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「誰でも入れる」保険こそ、専門家に相談を

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最近、既往症のあるお客さまや、高齢のお客さまから相談を受けることが増えています。

既往症のあるお客さまは、そもそも、病気を患ったことがある故に、保険には加入したいのだが、そんな自分が入れる保険などあるのだろうか、という不安を抱いたことが主な理由です。
高齢のお客さまは、加入していた保険の満了に伴い、無保険の状態になってしまい、これから病気などを発症したらどうしよう、という不安を抱いたことが、主な理由です。

いずれの場合も、できれば、安心のために、自分に最適な保険があるのであれば、ぜひ、加入したい。そう考えています。

高齢のお客さまは、若いころ、自分は長生きしないから期間の長い保険に加入する必要はないだろうと考え、定期保険に加入している場合が多いものです。そして、いざ時間が過ぎてみると思った以上に長生きしている自分がいる。もちろん、定期保険は期限を迎えます。放置すると、無保険の状態となってしまうので、何とかしなければいけない。
そこでまず、考えが至るのは、現在の保険を更新する、という選択肢でしょう。
最近は、定期保険も90歳まで更新できるようになりました。ただし、更新をする度に、保険料は上がっていきます。
人生は、ある一定の時期まで所得は増えていきますが、ある程度の年齢に至った後、所得は逆に減っていきます。そんな中、保険料の負担額が増えるということは、直接的に生活を圧迫するのでは、と多くのお客さまが考えるのです。
そして、結果として、加入していた保険をやめてしまいます。

しかし、今まで当たり前にあった、保険がないことが、徐々に気になってくる。そこで、そんな自分でも加入できる別の保険を探し始めます。そんな折、目にするのがテレビCMや新聞等、『年齢に関係なく、誰でも入れます』というキャッチコピーです。
既往症を持っていて保険を諦めていた方も、同じく『既往症のある方でも入れます』というキャッチコピーに目を留めます。

現在、こういった保険は通販で加入されるお客さまが非常に多いものです。しかし、実はこういった保険こそ、しっかりと検討して加入しなければならないのです。なぜなら、加入するにあたり、非常に複雑な条件があるからです。

まず、年齢や既往症の度合いにより加入できる保険の種類が変わってきます。また、保険会社各社が保険商品を発売しており会社によって、特徴が異なっています。簡単にいうと、告知項目という、加入するにあたり、あなたの現在の状態についての質問の数や質問の内容が、各社で異なるのです。『2つの告知に該当しなければ』、『3つの告知に該当しなければ』と加入条件が異なっておりその告知項目の数で保険料も違います。

一切告知しなくても加入できる保険、というのが一般的に言われている『誰でも入れる』保険なのですが、告知がない分、保険料は高く全てのリスクを見込まれて作られている保険商品なので決してお客さまの為の商品だとは言えません。テレビCMですごく売れた商品ではありますが、勘違いをして加入しているお客さまも多くおられます。

また、誰でも入れるというのは既往症のことを指しており、年齢のことではありません。加入されているお客さまの中には、とても健康であるにも関わらず、『誰でも』というのを年齢のことだと認識してしまい、こういった商品に加入することで、わざわざ高い保険料を支払っているお客さまが非常に多くおられます。
高齢でも、既往症がなかったとしたら、しっかりと探せば、もっとよい条件の保険に加入することができる可能性があるのです。

既往症のあるお客さまも、病名、入院歴や手術歴、投薬状況等により告知に該当する内容が変わります。しかし、そういった保険を自分で一から調べて、何週間も何か月も時間を費やすのも本末転倒です。詳細を専門家に相談して、自分に適している保険会社の保険商品を選択する方が、建設的でしょう。

通販などを活用することで、専門家に相談をすることなく、保険に加入してしまうと、本来であればもっと安くできるにも関わらず高額保険料の保険商品に加入してしまうことになります。

繰り返しになりますが、こういったお客さまこそ、専門家に相談し、たくさんの保険会社の特色を比較して、しっかりと選択することが必要になってくるでしょう。

※「美楽」(2011年9月号)に掲載した記事

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