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部下をダメにする上司の言動とは!?社内会話の意外なツボ(8)

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(続き)・・良くない例として先ず挙げられるのは、「〇〇をやりなさい」、「いいから言われた通りにやれ!」「俺の言った通りにやっていればいいんだ!」というように、上司が一方的に部下に対して業務の指示、命令を与えることです。このような指示の仕方は一見して効率が良さそうに見え、また上司としての威厳も保てそうな気がするものです。プレイヤーとして優秀だった上司や切れ者の上司、親分肌の上司ほどこのような強権的な物言いをしがちですが、これは果たして有効なのでしょうか。

 

日常的に上司からこのように一方的に指示、命令されていると、部下は「仕事を押しつけられている」と感じ、次第に自分から仕事をしようというモチベーションが低下してしまいます。素直な部下ならば表面上は上司の言うとおりに業務を遂行しますが、心の中では上司の言うことに必ずしも同意できないため、上司に反感を感じ信頼できなくなってしまいます。また上司の言うとおりにだけ動いているために、自分から考えて行動しなくなり、自主性に乏しい「指示待ち部下」に育ってしまうのです。

 

また上司からの一方的な物言いは、特に感受性の高い部下の場合、きわめて強いストレスとなります。それが日常的に続くと、上司の指示そのものが恐怖の対象となり、無意識のうちに拒絶するようになってしまいます。そうすると上司からの指示、命令はますます強権的なものとなり、部下の心にトラウマとなって、最悪の場合にはうつ病などのメンタル不調を招きます。近年急増している「パワハラ」による労災申請や民事訴訟の背景には、このようなコミュニケーション上のトラブルが目立ちます。

 

すなわち上司が一方的に指示、命令することは、その場では即効性があり、一見して効率的な方法にも見えますが、長期的には部下の内発的なモチベーションを低下させ、自分の頭で考えて行動しない、あるいは心を病んだ社員に育ってしまいます。これはあくまで「上司にとって都合の良い部下」に過ぎず、決して「会社に役立つ部下」ではありません。そのような自主性に乏しい部下ばかり揃った部署や会社は活気がなく、今後長きにわたり業績をあげ成長できる可能性は低いでしょう。

 

自発的で健全な部下を育成し、活気ある職場にするには、上司が部下に対して、会社と部署の仕事の意義や部下に期待される役割について詳しく解説し、部下本人の自発性や持ち味を尊重したアプローチを心がける必要があります。すなわち部下の潜在的な能力と将来性を信じ、部下本人としてはどのようにするのが最良か、自ら考えるような習慣をつけさせることが大切です。そのような部下をたくさんもつ部署や会社は活気があり、長期的なスパンで成長していくパワーがあります。

 

具体的には例えば、「この仕事は会社にとって△△という意義がある。そこで君には〇〇としての役割を期待している」などと総括的な説明をしながら、「ぜひ◎◎の業務をお願いしたいが、君としてはどのようにするのがベストだと思うか?」と部下本人の自発性を尊重した依頼をすることが有効です。上司によるこのような期待と問いかけによって、部下は仕事の意義と自分の役割を理解した上で、自発的に考えながら仕事をする習慣が身に付くようになるのです。・・(続く)

 

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