街を歩いていると、なんとなく気になるシーンが目に入りシャッターをきったフォト。 それは意外とデザインや住まいづくりのヒントになったりするものです。
ここはコペンハーゲンのニューハウン近くの広場の歩道。 この日はこの地では貴重な晴天で(ほとんど曇りですから)、さっそく歩道もカフェに早変わり?という感じです。
最近は日本もオープンエアなカフェがすっかりお馴染みになりましたが、もともとはヨーロッパのカフェ文化からきているようです。 晴れた日はだいたいこのように外でお茶です。(店内はからっぽ)
しかし、なぜか優雅な雰囲気は気のせいでしょうか? 実はお店のファサード(外観)が効いています。 5m以上あると思われる高さの外壁の中央には店内が見える大きなガラス、そして両サイドにシンメトリーに配置された開口部、クラッシックなモチーフを使いながら優雅にモダンに感じさせるデザインです。 日除けのテントを支えるパーツも違和感がなくお洒落ですね。
シンメトリーなデザイン、優雅な開口部、住まいづくりのどこかで活かせるかもしれません。
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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