ドラムを始めよう!! - ドラム・打楽器 - 専門家プロファイル

新谷 康二郎
Crisp Drum School 
東京都
音楽講師

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対象:楽器レッスン

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ドラムを始めよう!!

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これからドラムをはじめようかな?と思っている貴方。

私が応援いたします!

ドラムはとても「とっつきやすい楽器」で、かつ「上達しやすい楽器」なんです。

まずはなぜ、「とっつきやすく」「上達しやすい」と言えるのか、説明しましょう。

 

1.音を出すのが簡単!

まず、どんな楽器も音が出るのが当たり前ですが…。

たとえば、みなさんは「尺八」を吹いたことはありますか?あれはなかなか音が出ません。

私は小学生のころに、先生に吹かせてもらったことがありましたが、いくら息を吹いてもまったく音が出ませんでした…。

他には、ギターなんかも大変です。ギターは片方の手で弦を押さえて、もう片方でその弦を弾くわけですが、「弦を押さえる」ということがとても大変です。これも私の経験ですが、いわゆる「コード」を押さえる時の手の形によっては、力の入れ方がわからない、押さえるところに指がいかない、指が痛い…など、まず音を出す準備段階からして大変だった覚えがあります。

それに対し、とりわけドラムという楽器は音を出すのが簡単なんです。

なにせ、「スティック」で打面を叩けばいいんですから(笑)

もちろん「良い音」を追究しようとすれば、いろいろと試行錯誤していく必要がありますが、こだわらなくても、とりあえず誰でもすぐに音を出すことができます。

 

2.痛くない!!

さきほども触れましたが、ドラムという楽器は「スティック」という木の棒で叩きます。

床に置いている「バスドラム」という楽器も、「ペダル」を踏むことで音を出します。

つまり、「ドラム」という楽器に直接手や足が触ることがないんです。同様に木琴や鉄琴も直接は楽器に触れませんね。

これが「痛くない!」、つまり「怪我をしにくい」ということになります。

ギターやベースは直接弦に触れるために、指に跡がついたり、水膨れになってしまったり…コンガのようなパーカッションは手が腫れてしまったり…ということがあるかもしれませんが、ドラムは「スティック」を使っているので、叩いて痛みを感じることがありません。スティックを打面に当てたときの衝撃はかなり強いのですが、打面にあたるのは道具であるスティックですし、力の抜き方を覚えれば、痛いということはないはずです。

注)それでも力を入れて叩くと痛みを感じるため、注意が必要です。逆に力の抜き方を覚えると、楽に大きな音が出せるようになります。手にマメができるほど力を入れないように!

 

3.音楽理論の知識がほとんど不要!

ドラムという楽器は明確な「音階」がなく、他の楽器のように和音やメロディーを正確に表現できません。ドラマーに求められるのは「リズム」ですよね。

ドラマー達も、もちろん譜面を使います。ただし、覚えればよいのは、「リズムの読み方」「繰り返し記号の読み方」だけでよいのです。音階やコード理論については、まったく無知識でも大丈夫!

もちろん知っているほうが良いですが、知らなくてもドラムは上手くなれます!

 

4.最初に覚えるリズム=8ビートはすぐに覚えられる!

いわゆる「エイト・ビート」というリズムパターンを初心者の方は覚えるはずですが、私の体験レッスンにいらっしゃる方は、みな1時間の間にエイト・ビートを叩けてしまいます。

それは私の教え方が特別上手いわけではなく、「ビート自体がそれほど難しくない」からなのです。

しかもこの「エイト・ビート」が出来てしまえば、すぐになんらかの楽曲に合わせて演奏ができてしまいます。

初めて1時間のうちに、楽曲に合わせて演奏が可能になってしまう楽器なんて、そうそうないと思います。

そしてそれは、とても楽しい経験となります。

自分の演奏に合わせて、曲が進んでいく。それは、かなりの快感です(笑)

物を叩くだけでも快感なのに…!!

あとは上達の速度にしたがって、少しずついろいろなアレンジをリズムパターンに加えていくだけです。

 

5.スティックさえあれば始められる!!

「ドラムをやりたい!でもドラムがない…高いしなぁ…」なんて思っている方。

ドラムは「スティック」さえあれば、どこでも練習できます。下手をしたら、スティックがなくても、上達が可能です。

ドラムは両手両足を決められたタイミングで叩く楽器。それができるようになれば、あとはスティックをもって、同じことをドラムセット上でやればいいのです。もちろんドラムセットを叩く感覚は独特ですが、叩いた時の感覚の違いさえわかってしまえば、練習はどこでもできると思います。

スティックの値段は千円前後。とてもお手軽に始められる楽器なんです。

より良い音を出す、より気持ち良いリズムを叩く、ということを追求し始めると、ドラムという楽器は非常に奥の深いものだということに気づくと思います。

しかし、まず「楽しむ」という感覚をすぐに与えてくれる、という点で、新しく始める楽器としてドラムは最適なのではないかと思います。

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