- 大山 裕之
- コンティニュウ 代表取締役
- 愛知県
- ビジネスコーチ
対象:コーチング
ケース1 「コーチングには時間がかかると思い込み、マネージャー自身が使うのをやめてしまう場合」
コーチング研修を受けたことのあるマネージャーの中で、「大山さん、コーチングの重要性は分かって
はいるのだけれど、なにせ忙しくって。コーチングをやってる隙がないんですよ」とおっしゃる方が大
変多いのです。当たり前かもしれませんが、スキルは使わなければ全く意味がありません。
この場合、マネージャーがコーチングの良さを知りつつも、使い方を誤っているが故に、途中で使う
ことをやめてしまうケースです。例えばコーチングは時間がかかると思い込んでいるケース等です。
たしかにコーチングには多少の時間はかかります。特に始めのうちは、コーチすることにマネージャー
も部下も気合が入っているため、ある程度時間をとることができるケースも多いかと思います。これ
はこれで部下に気付きがあり、良い結果を生み出せば、別段問題はないでしょう。
ただ、マネージメントにとって大切なことは、時間をかけてコーチすることではなく、継続して部下
に「うまく行動している自分」をイメージさせること、少しでも新たな気付きを与えることです。
マネージャーはそれができれば十分なのです。
私は、コーチアプローチファシリテーション(CAF)の研修の中では、3分程度の短い時間でのコーチ
ングを学んでいただきます。「今日、何するんだっけ?それがうまくいくために、何すればよいの?」
と。部下は「うーん・・・」と考えだし、うまくいっている自分をイメージしようとします。このよう
に、一言二言のやりとりだけで、十分コーチングになっているわけです。つまり、どのようなタイミン
グで使えばよいのかを理解していれば、コーチングに多大な時間をかける必要はないのです。
<続く>
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