コーチングが企業内で定着しない理由(3) - ビジネスコーチング - 専門家プロファイル

大山 裕之
コンティニュウ 代表取締役
愛知県
ビジネスコーチ

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対象:コーチング

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コーチングが企業内で定着しない理由(3)

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ケース1 「コーチングには時間がかかると思い込み、マネージャー自身が使うのをやめてしまう場合」の続き

また、部下との会話をすべてコーチングにしようとしているケースも多いようです。こんな話を聞きま

した。「大山さん、コーチングって本当に疲れますよね。私は、部下にしっかりコーチングを実行して

いますよ。一人一人、どんな細かな話もしっかり聞いてからコーチングしています。ですがそのせいで、

毎日コーチングに数時間かかります。一日中、すべての部下と話すだけでやっとです。大山さんはコー

チしていて疲れませんか?」

 

冗談のようですが事実です。研修で、すべての部下との会話をコーチ的にしないといけないと、学んだ

そうです。そんな誤ったコーチングの理解をしているマネージャーが意外に多いようです。このマネー

ジャーは、マネージャーとしての本来の仕事ができているのかと、こちらが不安に思ったくらいです。

 

私の研修では、マネージャーが現場で使いやすいコーチングを伝えています。マネージメントとは、

急ぎの案件は指示命令をし、時には教え、時には叱り、そしてここ一番の余裕のある時のみコーチング

を使う、これが大切です。そうでないと、忙しい中でマネージメントなんかできませんし、コーチング

だけでは部下育成は不可能です。マネージャーのスキルとしての一部にコーチングもある、と思ってく

ださい。本当に極々一部です。そして、余裕のある時に、部下の話をしっかり聴き、部下が内省を起こ

すようコーチングをすることで、十分に部下との信頼関係はできます。マネージャーにとってのコーチ

ングは、この使い分けがとても重要なのです。

 

色々なケースはありますが、私の経験値として、部下との普段の会話の中では、20%くらいコーチン

グを意識するだけで十分です。ただし継続すること、一貫性を持つ態度は必要です。面談時や、時間に

余裕がある時にしっかりコーチングし、あとは普段の短い会話の中で部下に気付きを与えること、考え

させることだけを意識する。これを続けることによって、部下にはあなたが「自分のことをきちんと見

てくれているのだ」と伝わり、信頼を深めていくのです。

 

以上のように、時間がないからコーチングができない、というのは、誤った思い込みです。まずは、少し

ずつでいいですから、出来る時間の範囲でコーチングを続けることが肝心なのです。

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