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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月04日更新

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転移も再発もこわくない!?ガンとの健康的な付き合い方(7)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・その改善運動に於いて特に強調されたスローガンは「Five A Day(1日5皿運動)」です。すなわち1日に野菜や果物を最低5皿(正確には5サーヴィング)食べましょう、という呼びかけです。具体的には、朝はたっぷりの果物や新鮮な野菜ジュース、昼と夕にはたくさんの生野菜のサラダを食べる、というものです。米国人の5皿というと、日本人には7皿か8皿のように感じてしまうかも知れません。それほどまでに、野菜と果物を多量に食べるように推奨されたのです。

                              

実際に米国人の野菜の購入額は確実に増加していき、2000年前後には日本人の購入額を抜きました。もともと米国人の食事というと、分厚いステーキやハンバーガー、ポテトチップス、コカコーラなどとおよそ不健康な印象がありました。ところが少なくともアッパー層の米国人の食生活は驚くほどヘルシーになり、野菜や果物はもとより、日本の伝統食である納豆や豆腐、切り干し大根などが健康志向の米国人の好物となった、というから昔日の感があります。

 

その米国人の意識を変えさせた食生活改善運動の柱となった考え方の一つに「ナチュラル・ハイジーン」があります。これは自然食志向の米国人が編み出した健康法で、野菜や果物など植物性の食材をできるだけ手を加えずに自然な形で摂取する、といったポリシーをもっています。米国には政治家や俳優、プロスポーツ選手など著名人も含めて信奉者が多く、また米国在住の松田麻美子氏が日本人向けの分かりやすい著書を書き、セミナー活動を行なっています。

 

実はガン治療の分野に於いて、約100年も前に有効性の高い食事法が開発され、臨床に応用されていました。ドイツ生まれの医師マックス・ゲルソンが考え出した「ゲルソン療法」です。彼は持病の偏頭痛が、肉や脂肪分、塩分を摂ると悪化し、野菜や果物を摂ると軽減することに気付きました。そこで自分の受け持ちの結核患者に対し、多量の野菜や果物が中心の食事法を勧めてみました。当時は有効な抗結核薬もなく、患者の8割は死亡していた時代です。

 

すると患者の免疫力は格段に上がり、この食事法を試した約500人の結核患者のうち、驚くべきことに98%もの人が治癒しました。このとき結核が治ると同時に、ガンを併発していた患者のガンも治ったことにゲルソンは注目しました。それからガン患者への食事指導を始め、1930年代にガンの食事療法として確立したのが、現在に続くゲルソン療法です。この食事法によって、手術もままならない進行ガンも含めて治癒症例が続出し、世間を驚かせました。

 

ゲルソン療法の最大のポイントは、塩分と油脂類、動物性食材を厳しく制限し、新鮮な野菜と果物を多量に摂る、というものです。野菜と果物のミックスジュースを特に重視し、作りたてのニンジンとリンゴなどのジュースを1回200~300mlずつ、1日13回も飲むよう求めています。また炭水化物としては未精製の穀類とイモ類から摂るよう推奨し、上述のジュース以外にも新鮮な野菜と果物を多量に食べるよう勧めています・・(続く)

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