『「コンコルド効果」にはまらず、最適な保険を選ぼう』 - 保険選び - 専門家プロファイル

高津 嘉邦
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保険アドバイザー

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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『「コンコルド効果」にはまらず、最適な保険を選ぼう』

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皆さんは「コンコルド効果」という言葉をご存じでしょうか?

「コンコルド」とは実用化された唯一の超音速旅客機で、商業的には大失敗でした。開発計画の途中で、どうあがいても赤字は免れないことが分かっていたのですが、それまでの投資が無駄になることを恐れた英仏当局により20機だけが生産され、その結果赤字はさらに拡大しました。

そこから「コンコルド効果」という言葉が生まれました。

つまり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指します。

保険を「見直す」となった際、多くのお客さまが「コンコルド効果」状態に陥ります。

不況が続き経済環境が厳しくなり、世帯収入が減り、家計の固定経費もこれ以上減らせない状況になると、多くの方が保険料の見直しを行います。
しかし、現在の契約を解約すれば保障は少なくなります。そうすると、今まで払ってきたものが無駄になる感覚に陥り、今までの支払いを無駄にしないため、今までと同様の保障を維持するため、誤りに気づいていながらもぎりぎりの家計の中で保険料を支払います。安心感を得るために「なんとなく」入った保険が呪縛となり、日々の生活が苦しくなってしまうのです。

現在、1世帯当たりの年間支払保険料平均は約50万円と言われています。今の社会情勢から考えると安心を買うための50万円は非常に高額です。
年収の1割以上を保険に支払っているお客さまが非常に多いということが考えられます。

本来であればこれから生きていくことを前提に人生設計をしていかなければならないのにもかかわらず、
もしものことがあった際の備えのために余剰資金を、それどころか生活費を削ってまで保険料を支払っているという、本末転倒の文化が日本には根付いています。

過去ではなく「今」を生きていること。「未来」とは自らの手で創り出すものであること。それが、保険を選ぶ際にまず認識しておかなければいけないことです。
現実問題、日本の平均寿命は年々延びてきており、「未来」に焦点を当て、最適な保険を選び直すことは、皆さんが持っている感覚以上に有効なことです。

「コンコルド効果」に陥らないために、あらためてご自身にとっての最適な保険を見直してみることをお勧めいたします。

過去を正当化するため、過去の判断のままに「今」を苦しめ、思うような「未来」を描くことができないその状態は、あなたの決断ひとつで変えられるものなのです。

※「美楽」(2010年11月号)に執筆したもの

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