国内生保で、保険の見直しと称して、転換させるケースがよくあります。
転換とは、今現在の保険を下取りして、その下取り代金を頭金に、新しい保険に加入することを意味しています。
よくある事例として、転換前までは積み立てを兼ねた契約になっていたのに、転換後は全部掛け捨てになっている場合がほとんどです。
例えば、今解約すると200万円のお金がたまっている保険を下取りしてもらって、まったく異なる掛け捨ての保険に入れられることが多いのです。
死亡保障も医療も介護も非常に保障が厚くなるのですが、ほとんどが掛け捨てです。
そんな保障が厚くなるなら保険料が、高くなるとお考えになると思いますが、安くなるんですよ。不思議なことに。
これには、理由があります。
それだけ保障が厚い保険ならば、新規で加入すると月3万円かかる保険かも知れませんが、「月々の支払いは1万円でいいよ」と言われたりします。
それは、これまで貯めた200万円の中から、毎月2万円ずつ支払ってもらって、さらに新たに1万円ずつ支払ってくださいとういケースもあるのです。
当然、十年後には貯めた200万円は、ほとんど0という形にもなります。
基本的に転換は、保険会社のためになって、お客様のためにならないことが多いので、慎重に見極めましょう。
キャッシュレス転換が、ほとんどだと思いますが、その場合、転換の申込日より8日以内がクーリング・オフ期間となります。
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