防火地域のため、構造を鉄骨造として設計しました。
そして現在、鉄骨の建て方中ですが、狭小地での施工は難易度がグッと上がります。
というのも、この写真のようにクレーン車を据え付ける位置や鉄骨の組む順番をかなり考慮しないと実際には建たないからです。
建たない・・と言ってしまうと「えっ?」と思うかも知れませんが、ある程度設計の時から、どうやれば施工的にもスムーズにいくか?ということを考えておかないとコストばかりかかってしまう家づくりになるからです。
今回はクレーンを写真左側の家の上を旋回させることを許可してもらいながら鉄骨を組み上げていきました。
そういえば今年の5月に完成した「シアワセユタカビトの家NO2 M邸」では、軽トラックがかろうじて通る敷地で家づくりをしましたが、このときも工務店さんと知恵を絞って「ああでもない、こうでもない」とやり取りしました。
絵が立派でも、絵に描いた餅にならないようにするのが私たちの仕事だと思います。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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