もうすぐ夏休みなので、関村の夏休みの思い出を一つ。
1990年、もう18年前になりますが、私は大学の夏休みを利用して2ヶ月間アメリカに滞在していました。
アメリカではある方のお世話になっていたのですが、その方のドライバーとしてボストンまで車を運転して、到着した先がマクロビの久司道夫先生の農園でした。
先生はまだ60代半ばかなという感じで、お家でお茶をごちそうしていただいた記憶がありますが、私が会話に参加するはずもなく、お話をしたわけではありません。その当時はマクロビのマの字も知らずただ、お家が石造りの素敵な小さなお家だったのを覚えています。今考えるともったいない話なのですが、私が鍼灸の道に進もうと思ったのはそれから3年も先でしたからしかたありません。
その当時は安藤忠雄さんのような生き方にあこがれ、
フランク・ロイド・ライトのような建築家になろうと思っていましたので、世界中を旅行し、
素敵な家やインテリアの写真をいっぱい撮るのがこれからの人生に役立つのだと思っていましたので、
久司先生のお家も写真に撮ったはずです。でもご本人との2ショットはありません(笑)
マクロビの話はみなさん結構ご存じみたいで特にいうことはありませんが基本は
「身土不二」「一物全体」といって東洋医学の思想ですよね。
鍼灸による不妊症治療も体を整えることは、特に�血や腎虚、肝欝など多いのですが、
あなたの体のなかでの変化を表しているものでどの部分が悪いと分離は出来ないのです。
西洋医学では臓器を一つ一つ分離してMRIなどで異変をみつけ、取り除いたり薬でたたいたりします。
東洋医学ではそれは出来ないのですから西洋医学に軍配が上がります。
では西洋医学のほうが優れているのでしょうか。両者は比較分野が違うというより哲学が違うのです。
統計的にみた日本人の平均値から多い、少ないで判断する血液検査は
100%その人を判断できることではないとおもいますし、
また調べてもわからない体の不調に対することは東洋医学のほうが優れていると思います。
人間は臓器の集合体では決してないと思います。逆に私は「気」が臓器をつくりだしていったぐらいに考えています。
なので足に針をしてのう腫を小さくしたり、胃をよくしたりします。
「気」から創り出された臓器は「気」の滞りをとってやると自然にもとの状態に戻るわけです。
「調和」がとれていれば体はエネルギーに満ち多少のことではおかしくなりません。
体を鍼灸や食事で「調和」することで「妊娠しづらい体」から「妊娠できるからだ」に変化させていくお手伝いをしていきたいと
思っています。
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