確認申請制度が大きく変わる−その後 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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確認申請制度が大きく変わる−その後

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家の話あれこれ
確認申請制度が変わることをお伝えしました。

新制度は6月20日に施行され、2ヶ月近く経ようとしています。
その間、複数の講習会に出席し、色々なところから情報が伝わってきています。
日経アーキテクチャーでは、確認申請制度について継続して取り上げられていますが、最新号8月13日版にも「動かない建築確認で大混乱」と掲載されました。

今回の法規変更は姉歯事件によるものです。
姉歯は、悪意を持って構造設計図書を改ざんし、多数の確認機関(役所も民間も)も見抜けなかったことが問題なわけですが、これは、「見抜けない」ようなしくみになっていたからです。

本来は、確認申請は、最低限法規を遵守する(これは当然です)ことだけ確認し、細かなことはフリーであるべきです。
ところが、姉歯事件の起こした件数、被害総額が膨大だったこと、国交省の名誉を著しく傷つけたことなどが理由で、「確認申請の厳格化」と称して、本来の主旨から大幅な拡大解釈がなされ、がんじがらめの制度となってしまいました。

法整備が施行日近くまでずれこみ、運用が固まらないまま見切り発車したため、確認は大混乱しています。
7月下旬の段階で、役所でも民間確認機関でも、詳細が発表にならないので、どのように通すか決めかねる、と話していました。

法施行時は、完璧な確認申請資料を提出しないと、再申請となる、といっていたのが、余りに非現実的だったため確認が止まってしまい、序々に軟化してきた、というのが概略の流れです。

当事務所でも現在1件出しているのですが、いつ降りるかわかりません。

困るのは、マスコミでこれらの事柄が全く報道されないため、一般の人がほとんどこの混乱を知らないことです。
費用のこと、スケジュールのこと、当分発注者との問題も続きそうです。

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