ちょっと低めのダイニングテーブル - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

森岡 篤
有限会社パルティータ 代表
建築家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅設計・構造

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

ちょっと低めのダイニングテーブル

- good

  1. 住宅・不動産
  2. 住宅設計・構造
  3. 住宅設計・構造設計
家の話あれこれ
住宅で家族が集う部屋といえば、LD、LDKですね。
リビング:居間は、くつろぐスペースとして、ソファー、テレビやオーディオが置かれたりします。
ダイニング:食堂は、食事をするスペースで、ダイニングテーブル、イスが置かれることが多いでしょう。

ところで、居間と食堂と、どちらで過ごす時間が長いですか。
これは一般論はありませんし、家のつくり方によって変わりますが、ダイニングで長時間過ごす人が多いように思います。

レストランでも喫茶店でも、テーブルの高さはダイニングテーブルに近く、居間に置いてあるようなソファー+テーブルでなくても、落ち着かないことはありませんね。

私はダイニングテーブルを重要視しています。
無理のない範囲で、できるだけ大きく、存在感のあり、そして少し低めのダイニングテーブルを提案します。
通常のダイニングテーブルの高さは70cm前後(事務机とほぼ同じ)ですが、3〜5cm低めの、65〜67cmのものです。
たった3〜5cmのことなのですが、かなり印象が異なり、とても落ち着きのあるテーブルとなります。
イスも少し低めのもの、ゆったり目のものを組み合わせます。

食事をするのにも、本を読んだりパソコンや趣味の作業にも、そして、家族や友人と団欒するのに、とても心地良いスペースです。
このような快適なダイニングテーブルは、LD、LDKの中心的存在となります。

最初は、ダイニングテーブル+イスは長時間くつろぐには適さないのでは、と言っていた方でも、このようなダイニングテーブルができあがってみると、目の前に立派なリビングがあるのに、ほとんどダイニングで過ごす方もいます。
リビング空間が拡がるからこそ、ダイニングも快適になるわけですが。

写真は、私がデザインして製作してもらった高さ65cmのダイニングテーブルです。