- 鴫原 弘子
- 経営コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
【手に職を持つ】という言葉
皆さんも一度は耳にした事がありませんか?
私事ですが、これまでの人生において
「離婚も子育ても経験」しましたが
「生活に困る」という事は、一度もありませんでした。
何故なら
【これからの時代は、女も手に職が必用】
という母の教えが
現在に至る今日迄、私をずっと
支えてきてくれたからなのだと思うのです。
私は、子供の頃から
「商家の長女」として育った母から
『これからの世の中は、すごいスピードで変わっていくのよ。
生きて行くためには、女性でも何かあった時のために
経済力を持った人間にならなければ。』と
ずっと教えられてきたからです。
何故なら、母は16歳の時に実父を亡くし
家業である「和菓子工場」を切り盛りする事になり
医者を目指していたものの断念。
その後の第2次世界大戦によって
一夜にして、金銭の価値が暴落し
裕福だった生活が困窮し、戦時中・戦後の混乱の中
二人の小さな弟と、実母の生活費を稼ぐという苦労を
身を持って体験したからです。
戦後、家族を養う為に
「印鑑」を彫る技術を習得し
28歳で「印鑑業」として独立。
復興の好景気の中、当時の大手菓子メーカーの
仕事を一手に引き受け
結婚後も、お手伝いさんを使いながら
私と姉を育て
その資金を元にアパート経営に乗り出しました。
当時は、田舎から都会への「出稼ぎ人口」が急増していた事もあり
アパート経営の波に乗ったのです。
その母からの教えは二つ。
●経済動向から目を離さず
「需要と供給のバランス」に注力し
そこからビジネスのヒントを得なさい!
【いつの世も「足りないもの」に仕事とお金が集中する】
●常に学び続ける事。
【どんな知識も書物で学べる。必用な時は臆せず果敢に学びなさい】
今から40年も前の、母の教えだったのです。
☆続きは次回。