中古住宅をどう見る? - 戸建てかマンションか - 専門家プロファイル

野城 郁朗
株式会社アスナロデザイン 代表
不動産コンサルタント
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中古住宅をどう見る?

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マンションか戸建か 中古住宅

今回は中古住宅について書きたいと思います。

 
「中古住宅の判断基準は難しい!!」
「どこをみればいいのか?」
このような声をよく耳にします。

 
マンションは建物が大きし、見る範囲がでかい。
戸建は古さばかりが目だってしまう。
どこをみればよいのか?

 
今回は中古住宅の見方についてお話しますね。
ポイントは大きく分類すると3つです。

 
1.住環境
2.ライフスタイルの確認
3.建物の劣化状況・耐久性の確認

 
先ず、住環境は、新築同様に、家を買う時、最も大切な項目です。
価格的にココしかなったという発想でなく、
(もちろん、価格と地域は切り離せません)

 
「何でこの地域を選んだのか?」

 
これが大切ですね。
これが明確であれば、ある意味、住宅取得成功といえます。

 
次に、ライフスタイルの確認。
新築はもちろん、ライフスタイルは重要ですが、
中古住宅は特別重要であると考えてください。
特に将来性が大事ですね。

 
新築であれば、数10年住まいについて心配する必要がありません。
しかし、中古住宅の場合、
築年数により、確実に住まいの見直しがやってきます。
それに関係してくるのが、
現在の建物の劣化状況と耐久性になります。

 
劣化の状況がどうなのか?
どのくらいで手直しが必要なのか?
また、耐久性としてどうなのか?
あとどのくらいこの家はもつのだろうか?

 
現在の建物の状況を確認することが必要となるわけです。
また、住まいの見直し時期とライフスタイルの関係は重要です。
ライフスタイルにおいて、お金のかかる時期を把握し、
住宅費とあわせて検討することが必要となります。

 
戸建の場合には、定期メンテナンスをしていくことは珍しいですね。
逆に、綺麗な状態を維持している家であれば評価が高い。
一般的に、戸建の耐久は、
30年として考えると整理しやすいかもしれません。
しかし、築20年で10年暮すとしても、
現在、家がどんな状況であるのかを把握することは大切ですね。

 
マンションの場合には、
「管理状況を確認する」という話がよくあります。
管理状況を確認するといっても難しいですよね。
基本的に修繕計画に沿って、

必要な部分を決議して修繕を行っているようであれば、
よしとするのか?

 
また、「組合がしっかりしているか」
なんて、暮してみないとわかりません。
お決まりのように、マニュアル本には、そのマンションの住民に
リサーチするようなことが書かれています。
「このマンションどうですか?」って、
エントランスの前で待ち伏せするのでしょうか。
そんなこと実際できませんよね?

 
「じゃ、どうすればよいのか?」
下記の書類があるかだけでも調べてください。

 
・長期修繕計画がある。
・修繕履歴がある。
・管理・修繕費の収支の管理がしっかりされている。
・議事録が残っている。

 
単なる書類ではありますが、
建物の劣化や耐久性にも影響する部分ですので確認してみてください。
どんな管理状況であるのか、大まか予測がつきます。

 
戸建もマンションも建物の健全性は、
専門性が強くなるので難しくなりますが、
中古住宅購入の際には、3点のポイントを確認してみくださいね。
判断基準がより明確になると思いますよ。

 
なにか、ご質問等ありましたら、
お気軽にお話ください。必ずコメントしますよ。

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