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絶対に受けたい授業「国家財政破綻」(青志社2010年)

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雑感 書評

国会における論戦が切られる中、財政再建論議を理解する上で、

是非紹介したい本がある。

 

鳥巣清典「絶対に受けたい授業「国家財政破綻」」青志社2010年7月刊

 

ジャーナリスト鳥巣氏が財政破綻について突っ込んだ取材をいた成果を

まとめた本で、財務省主税局への電話インタビュー、みんなの党代表

渡辺喜美衆議院議員、元ライブドア社長堀江貴文氏、財務省時代に国の

バランスシートを作成した高橋洋一嘉悦大教授、経済通で知られる民主党

円より子前参議院議員、小泉内閣に「ナバダレポート」をぶつけた民主党

五十嵐文彦衆議院議員、国際エコノミストの長谷川慶太郎氏といった

錚々たる面々に対するインタビューが掲載されている。

 

渡辺氏は、「日本では、少なくとも上海万博までは大丈夫だ、日本はなんとか

もつだろう、という楽観論が多数派なんですね。高成長を続けている中国頼み

の経済運営ですから。中国経済が好調な限り、大胆な政策は出てくるはずが

ありません。でも、ドルペックが限界に達し、人民元が切り上げられたら、

中国のバブルは崩壊するでしょう。その時、日本は間違いなく二番底。

一体、どうするんでしょうね。」(84ページ)と危惧する。

私も全く同感で、私が11月危機を恐れているのもまさにここ。

上海万博後の中国経済の動向を恐れるからなんですね。

 

また、高橋氏は、財政破綻のシナリオを見たくないがゆえに啓蒙して

歩いているのだなと感じさせるインタビューだ。「破綻の話がわかったらね、

絶対私は黙るようになりますから。儲けますから。当たり前ですよ。

千載一遇のチャンスですよ。絶対に言わないで儲ける。そりゃあそうですよ。

大儲けできるもん」(198ページ)という本音を洩らしつつも、「日本が

破綻したときに、もう日本にいないでしょう。それは、それこそ、そんなね、

日本国民がね、なんかそんな世界に散らばってね。そんなんいいと思わない

ですよ。そんなの、なーんでそんなのいいと思うんですか。日本人だったら

そんなの望む人は誰もいないと思いますよ。」(199ページ)という。

 

高橋氏が何故にこういうのかは、本書を読んでご判断頂きたいところだが、

私も日本脱出の可能性を捨てていませんが、まだ日本を見捨てる気になれない。

その意味では、今回の参院選で落選してしまったものの、円氏のインタビューは

日本の政治家にも骨のある未来を託せる方がまだまだいるのだなと期待させる。

 

財政再建が叫ばれて久しい昨今。

このお盆休みにじっくりと国の行く末を考えてみてはいかがですか?

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