- 福田 幸治
- 代表取締役
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:対象者別研修
- 松本 耕二
- (研修講師)
- 松本 耕二
- (研修講師)
まずe-learningを受講するターゲットとなる性別比率や年齢比率を必ず確認させて頂き、
現在使っている社内マニュアルをいくつか拝見させて頂きます。
なぜこのようなことをするのでしょう?
何かを作る場合には、必ずターゲットや目的をしっかり想像しながら進めなければ
どんなに良いものを企画制作しても、効果が半減してしまうからです。
30代が大半で、男性女性の比率は6:4程度。
社内マニュアルは比較的、真面目堅めのものが多く、でも、社内には、ユニークな方が
比較的多くいらっしゃる。
社員間の会話をもう少しスムーズに行いたいという気持ちもある。
もちろん、もっと細かくヒヤリングを行いましたが、これ以上は、機密保持契約の問題もありますから、
このあたりでとめておきましょう。
そして、私どもが考えたe-learningは、こういうものでした。
1)ゲームのようなストーリーを感じられる画面デザイン&アクション
・30代の方々が懐かしく思えるレトロなゲーム調
2)問題は6択問題
・複数回答可能なタイプにし、カンで答えてもなかなか正解にならないタイプ
3)練習問題と修了問題の二本立て
・自由に深くも浅くも勉強できる練習問題と自分の実力を知ることができる修了問題をご用意
4)問題解説は、社員が映像で行う
・担当社員が数人で解説を行うことにより、社内参加型コンテンツとして社内浸透スピードアップを図る
5)修了試験はランダム出題
・修了問題は、カテゴリー別に数十問から数問をランダム出題するタイプ
6)修了問題で合格ラインを突破し、修了証を発行
・修了証を持っていない社員は集合研修を受講できないという社内ルールを確立し、集合研修の効果が出やすいように、
社員の知識の足並みを揃える
7)練習問題の解答履歴の閲覧と復習がいつでもOK
・いつでも予習復習ができ、受講者自身、前回はどのように答えたのか?の履歴が自分で確認できるタイプ
このような内容を提案し、さらに、お客様と話しあい、なんと制作し、さらにこれを社内販売し、社員の方々に活用して頂こうという
話しになりました。
無事、制作も終了し、実際、販売告知した途端、イニシャルは完売という人気ぶり。
たくさんの社員の方に使って頂けました。
その後、このコンテンツは、中国語版・英語版も制作させて頂き、全世界で使われました。
このコラムに類似したコラム
わかりやすく効果的な社員教育/e-learningの考え方(3) 福田 幸治 - クリエイティブディレクター(2010/07/19 17:51)
わかりやすく効果的な社員教育/e-learningの考え方(2) 福田 幸治 - クリエイティブディレクター(2010/07/19 17:36)
わかりやすく効果的な社員教育/e-learningの考え方(1) 福田 幸治 - クリエイティブディレクター(2010/07/15 21:00)