住宅街では防音サッシュを必要とする程の騒音が出ないだろうと云う考えからです。また外部騒音を遮断した為、反って家の内部の音が気になり出す事も、ままにあります。
等級は3段階で東西南北の各方位毎に等級で表示します。
居室の外壁開口部(台所の勝手口も含みます)に面する全てのサッシュ及びドアセットが対象です。
等級3・・・JISに定める遮音等級T−2以上又は透過損失が25dB以上の建具を用いたもの。
等級2・・・JISに定める遮音等級T−1以上又は透過損失が20dB以上の建具を用いたもの。
等級1・・・等級2に満たないもの。
戸建て住宅の場合、家の内外と云った大まかな区切り方しかしていません。家の内部の間仕切り壁についてはノーチェックです。たとえばピアノが置いてある、娘さんの部屋の隣りに老人室を持ってきても、それに対しては何も評価されません。しかし実際には住み難い家となるのは間違いなく、現況の評価の限界が見えています。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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