クリニック開業と資金計画4 - 医療施設の独立開業 - 専門家プロファイル

石橋 充行
グッド・サポート 代表
東京都
医療経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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クリニック開業と資金計画4

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医師開業相談 資金調達

こんにちは!「理想診療の実現を支援する」グッド・サポート石橋です。

資金計画ですが、結論を申し上げておきますと、

 

現在、住宅ローン、自動車ローン以外にはローン残高が無く、

過去に、金融機関への滞納や税金の滞納が無く、

直近の3期に確定申告を行っている、

という先生は、ほぼ90パーセントの確率で

自己資金が、ほとんど無くても開業資金を作ることは

可能です。

 

本当か?そう言い切れるのか?と言われる先生には

実績がありますから、とお答えしています。

 

ただし、

融資してくれる=開業計画に心配がない、

つまり盛業すると金融機関が判断している、ということではありません。

 

えっ?だって、金融機関は審査を通して、貸しても大丈夫、と

判断したのだから、開業計画に問題が無いと判断したのでしょう?

と思われるかもしれませんが、全くもって、そうではありません。

 

金融機関が、融資を決定する基準は、金融機関にとって

ローリスクであるかどうかということです。

 

これは、開業時に限った事ではありません。

この業界に限った事でもありません。

 

医療機関(病院・診療所)が、廃業、倒産している理由の

最も多い理由の一つは、(理事長・院長の死亡、病気で後継者がいないことを

除けば、)過剰投資です。金融機関の融資による過剰投資なのです。

 

この事実をみても、金融機関に医療機関の経営計画を正確に認識、分析、判断できる

能力は極めて少ない、と言えます。

※もちろん、そうした能力を有する金融機関もあります。

 

したがいまして、無理の無い開業計画を策定できるかどうかの方が、

開業資金を借りられるかということよりも極めて重いということを

認識してください。

以上、クリニック開業と資金計画は、ひとまず終了いたします。

 

 

 

 

 

 

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