- 人見 隆之
- ISOマネジメント研究所 所長
- ISOコンサルタント
対象:ISO・規格認証
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
「ビタミンの最小律の法則」というものがあります。どんなものかというと、たくさんビタミンCを取得しても、ビタミンAをまったく取得していなければ、ビタミンCは機能せず、ビタミンは、各種類の最低取得量を超えないと体に作用しないというものです。
同じように、「ISOの最小律の法則」というものがあります。これは、ISOの運用において「目的」「認識」「評価」という3つのものがそれぞれ最低限満たされていないと、ISOはうまく機能しないというものです。たとえば、現場がいくら目的意識をもって取り組んだとしても、トップのISOに対する認識が全くなければうまくいきませんし、また、ISOにいくら一生懸命に取り組んでも、それが社内において、全く評価されないとダメだということです。
多くのISO運用の現場を見てきて感じることは、特に、「評価」のところが不十分であるということです。現場において、ISOをやるのは当たり前だといくらいってみても、ISOを一生懸命やっても、やらなくても会社での評価は変わらないのでは、なかなかうまく行かないのが実際です。
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