不動産投資をしないリスク 2 - 不動産投資・物件管理全般 - 専門家プロファイル

大林 弘道
ファン・インベストメント株式会社 
東京都
不動産投資アドバイザー

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中村 嘉宏
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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不動産投資をしないリスク 2

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不動産投資

金利はあげられない?

前回は預貯金での運用について、今後金利の上昇は見込みにくいとして、否定的な見解を述べました。

果たして金利は本当に上がらないのでしょうか?

今の日本が置かれた状況を考えるならば、金利は「上げようにも上げられない」んだと思います。

「あがらない構造」になっていると言ってよいかもしれません。

と言いますのも、日本は毎年毎年赤字の状態にもかかわらず、国債という「打ち出の小づち」を使って

補填をしている状態です。

これが必ずしも悪いというわけではないのですが、 すでに日本の借金は国と地方を合わせて800兆円を

超えているのです。

先の国債だって、既存の国債の利払いのために、新規の国債を発行しているものであることは否めません。

こんな状況ですから、金利をあげるのは、まさに自らの首をしめるようなものです。

だから、まず「上げられない」のです。


金利があがらない構造

このような場合、一般的には金利が高くないと国債の消化が進まないのですが、日本の場合は、

運用難に悩む機関投資家が、国債を引き受けてくれているため、低金利が維持されているのです。

ただよく考えると、機関投資家が引受けできている、その裏付けは個人の金融資産1500兆円です。

本来であれば、この1500兆円は設備投資に回るなどして、景気を牽引すべきなのです。

個人法人問わず、日本における投資意識全般が、間接的に低金利維持のシステムを助長し、

結果として経済成長へと転嫁している・・・こんな悪循環に陥っているような気がします。

まさに日本の金融はスタッグ状態にあり、 金利が「上がらない構造」を招いているんだと思うのです。

いずれにしても、ファンドバブル時を含めたここ10数年がそうであったように、低金利は続いていくと思います。

金利上昇を見込んだ資産形成はそのウェイトを落とした方がよいと考えるのは 自然なのではないでしょうか。


預貯金は目減りする?


では、この「キャッシング返済のためにキャッシングする状態」の日本が、 窮状から抜け出すためには

どうすればよいのでしょうか。

外部要因による(カミカゼ的な)経済成長か、エポックメイキング的な産業発展でもあればいいのでしょうが、

少子高齢化が到来し、すでに国内マーケットがシュリンクするなか、どの企業も海外に活路を見出そうとしています。

この現状では、経済成長が先にありきの議論は難しいと思います。

ここでの弥縫策として、私はインフレターゲットによる債務の(相対的)圧縮を目指すほかないように考えます。

そしてその一手段として、(先述の)国債の自家消化と、財政の建て直し名目での消費増税があるように思えてなりません。

 

相対的な貨幣価値低下がすすめば、「現預金の価値は目減り」していく一方です。

低金利で複利もままならない状態ですから、少なくとも、資産形成の軸になるとは言いがたいでしょう。

財政再建には賛成ですが、個人の資産を犠牲にするようであれば、その巻き添えにならないよう資産をシフトすべきです。


ペーパー資産も同じ

では、どこにシフトすべきでしょうか?

金利が高く、利子所得が見込めるのは外貨預金かもしれません。

ポートフォリオとしての外貨運用は全く否定するものではありませんが、カントリーリスクや為替リスクといった

それこそ大きなリスクを内包しています。

 

他の金融商品(ペーパー資産)については別の機会に述べさせていただくこととしますが、

とにかく相場の振幅が大きすぎるのではないでしょうか。

例えば、元本の安全性が高いとされ、しかも毎月分配金があるグロソブが一時期流行りましたが、

これだって、リーマンショックの際には元本を大きく毀損しました。

結局、株式なんかを含め、マネーゲームの巧拙という次元での検討では、勝ったり負けたりで

短期的な運用にはいいのかもしれませんが、資産形成の軸にはしづらいと考えます。



不動産投資について

インフレリスクにも耐性が高く、基準価格の変動も少ない。

安定継続的に収入が見込める運用資産は不動産しかないのではないでしょうか?

もちろん不動産投資にも、固有のリスクはあります。ただこのリスクには対応策があるのです。

次回以降のコラムではこのあたりについて、述べていきたいと思います。

*本コラムは個人的な見解によるものです。特定の投資を推奨するものではありません。

投資に関する決定は自己の判断にて行って頂きますようお願いします

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