- 清原 公明
- 株式会社建築アトリエ二十一 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
どの建物もそうだと思いますが、テーマがあり、ストーリを構成し、落し処を想像し、アイデアを練り、形にしていきます。
先に引用したケーキの話に戻りますが、重なったミルフィーユが、一枚ずつ剥がれて、バラバラになった感覚が今の時代のイメージとして強くあります。
それぞれのレイヤーがくっついたり、離れたりの浮遊している感覚なのかもしれません。
それは男性、女性だったり、ジェネレーションだたっり、地域であったり座標軸は異なっていても、感覚的には、同じようなきがします。
建築が、家族がひとつのテーマのもとにミルフィーユのようなケーキ感覚でもう成立しない。
バラけている感覚が重要で、あとはそこをタテ、ヨコ自由に交通する、そういうのが建築、家族の持ちうる
リアリティなのかもしれません。
形がなにかを喚起させ、イメージしようとしたとたん、バラけていく・・・そんな感覚、そんな時代・・・