通りからの引き込み - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

渡邉 康弘
繁盛店コンサルタント
茨城県
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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通りからの引き込み

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繁盛店コンサルタント「渡邉康弘の視点」



こんにちは
繁盛店コンサルタント渡邉康弘です。

通りに面した飲食店は、仕事などで車を利用する者にとって
なくてはならない貴重な存在です。

「車通りは決して少なくないのに、なかなか引き込めていない」
そんな悩みをお持ちのお店は、意外と多くあるようです。

「あの通りから、もっと多くのお客さんを引き込めないか・・・」
そんな悩みを解決するためのポイントを、今日はお伝えしたいと思います。


ある程度交通量が見込める道路に面した立地では
一番の集客要素は、何と言っても通りからの引き込みです。

例えば、ランチの時間帯に10分間で60台の交通量があるとします。

交通量調査などを行ったことのある方は、あまり多くないと思いますが
この10分で60台という数字は、さほど多い数字ではなく
10秒間に1台車が通れば1分で6台、10分で60台の計算になります。

この中から、さらに3%の2台を引き込むことに成功すれば
1台につき1.5人が乗車しているとして3人の集客増。
40分間で12人のお客様が増えることになります。

このお店の客単価が800円とすると、9,600円の売上増。
月に26日の営業として、月間で249,600円の売上増が見込めます。

このように、ランチだけを例にとっても、数台の車を引き込むことで
月間では、売上が大きく変わっていってしまいます。

もちろんこれは単純な机上の計算ですが、簡単に説明しただけでも
これ位、売上を変えるポテンシャルを秘めていることになります。

それでは、通りからの引き込みにおいて、お客様はどのようなプロセスを経て
来店しているのか、一緒に検証してみたいと思います。



先ず必要なことは、お店を認識しているか?



どんなに良いお店であっても、気付かない人が多ければ
その人にとって、お店が存在していないのと同じです。

お店を発見して、すぐに駐車場に引き込まれることはまれで
ましてや車を利用するお客様を対象としていれば
遠くからお店のことを認識させる必要があります。


先ずは「遠視」です。
遠くから見た時、あなたのお店はどれくらい認識されているでしょうか?

そんなに飛ばしていなくとも、考えている間に車は前へ進んでしまいます。
従って、ある程度遠方から店舗や建物(あるいは看板)が見えていなければ
近くで認識したとしても急には対応できず、間際だけで強烈なインパクトを
残すことは正直言って困難です。

「何かある」そう気付かせることで、この第一段階の目的は達成します。


次に「中視」です。
お店に近付いてしまう前に、業態が分からなければなりません。

目的を持って「どの店に行く」と決めている場合はいざ知らず
漠然と今日は何を食べようかと考えているお客様に対しては
お店に近付いてくる前に業態を認識してもらう必要があります。

頭の中にイメージを描きやすいよう、出来るだけ分かりやすく端的で
視覚的にアピールしていくことがポイントです。
この段階で、ある程度そのお店を利用することをイメージさせなければ
余程のインパクトを与えない限り、直前の数秒で引き込むことは
容易ではありません。
それほど、この「中視」のステップは、重要な役割を持ちます。


最後に「引き込み」です。
この段階では、既にお客様があなたのお店に興味を持っていて
このお店で食事をすることを、イメージしていなければなりません。

ここでは、確実にお客様を駐車場に引き込み、入口に向かわせることです。
お客様を迷わせたり、躊躇させたりする要素は取り除いていきます。

お店に近付いた段階で、ある程度は利用の意思はできています。
しかし、入口が分かりにくかったり、入りにくかったりすると
そこで、せっかく利用しようと決めた意志は、簡単に覆ってしまいます。

最後に、せっかくお店に関心を持ってもらったのですから
選んで良かったと、迷いをなくさせるひと押しが必要となります。

車の利用だけでなく、徒歩でのお客様を引き込む場合でも
この最後のひと押しは、欠かすことのできない大切な要素です。


もう一度、引き込みのステップをまとめると
遠くから気付かせ、業態を認識させ、入りやすそうな外観を演出し
駐車場の入口を分かりやすくして、阻害する要素を取り除く。
あとは、お店の入口まで入りやすい環境を演出することです。

それぞれのステップから、その目的と役割をしっかりと整理し
通りからより多くのお客様を獲得して、集客増に繋げていって下さい。


そして最後にもうひとつ。
こればかりは、実際に車の座席の位置から見てみないと感覚がつかめません。
どのように見えているか、一度体験してみることも必要です。

事故には十分気をつけて、あなたのお店を検証してみて下さい。



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