企業としての信頼 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

渡邉 康弘
繁盛店コンサルタント
茨城県
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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企業としての信頼

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繁盛店づくりのヒント

繁盛店コンサルタント「渡邉康弘の視点」



こんにちは
繁盛店コンサルタント渡邉康弘です。

企業にとって、信頼や信用といったものはとても重要であり
また、活動を継続していく上で、なくてはならない大切なものでもあります。

この信頼も信用も、当たり前のことながら一日で掴むことはできず
日々の積み重ねや、必要とされる基準よりもさらに一段も二段も踏み込んで
自己に高い基準を課すことで、顧客に安心を与えることができます。


飲食店でも、目が届く範囲で行っているうちは、適切な判断において
店内で日々修正していくことで基準を保つことができますが
人を多く雇用するようになり、組織を大きくしていくと、目の届かない死角が
必ず発生していきます。

そうなっていくと、育った環境も違う、価値観も違う
色々な人が集まって一つのお店を運営するようになるのですから
尺度も人それぞれで大きく異なっていくのは当然のことです。

誰にとっても分かりやすく、人によってバラつくことのない基準で
必ず定められたルールで実行する。

また、定められたルールを怠ることなく実行するよう
チェックや確認が必要であり、双方のバランスがあって初めて
安心してお客様が利用できるサービスを、提供できることになります。

そうやって一日一日を積み重ねることによって
顧客の信頼を得ることに繋がっていく訳です。


しかし昨今、企業としての使命を忘れ、利益に走った企業が
様々な不祥事を起こして企業活動ができなくなり
マーケットからの撤退を余儀なくされています。

不正を行っていた企業にとって、撤退は致し方ないことですが
不正を行っていなくても、先程お話しした実行と確認のバランスが
適切でない場合も、ちょっとした気の緩みから不祥事が発生します。

飲食店にとっては、例えば衛生管理などもそれに該当します。

日頃から正しい飲食店の営業を行っていたとしても
たった一日のミスから食中毒を発生させてしまい、そうなることで
信頼も信用も、一日にして崩れ去っていくことになります。

人気店や繁盛店であればあるほど、多くの人と関わっていて
また、多くの人たちに注目されてきているのですから
今度は一転、たくさんの厳しい目にさらされることになります。

自身の企業(お店)にとっての使命とはなにか
一人の油断や慢心によって、何が起きてしまう可能性があるのか
そのことで、この企業はどうなってしまうのか
そして、その企業に関わるスタッフや家族はどうなってしまうのか

信頼を築いていくことは、長い時間を必要としていても
信頼を失うことは、長い時間を必要としません。


もう一度、そのことを強く認識し、自分の組織のスタッフは
どんな意識を持って勤務しているのか、徹底していく必要があります。


その企業(お店)が、お客様にとって安心して任せることのできる
信頼される企業であるように。

当たり前のようにある「信頼」という言葉を
あえて意識することも、必要ではないかと感じます。



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