- 渡辺 博士
- ワタナベマネークリニック ファイナンシャルプランナー
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
政権交代という言葉が一人歩きした今回の選挙でしたが、前回政権を一時譲った細川政権のようにならないことを願いたい。
自民党は、古い体質を変えるように何度も言われ続けてきたのに、それができずにとうとう政権交代まできてしまった。
私は麻生内閣には疑問を持っているものの、経済対策だけに限れば、自民党にしてはなかなか思い切ったことをやったと評価しています。
少なくとも、現在の株価の上昇に一躍かったのも確かだし、これからしばらくの経済状況は麻生内閣の結果だと思います。
だから自民党が一慨に悪いとは言い切れないのです。
民主党は、リップサービスで終わらないように必ずマニュフェストにあることを実行して戴きたい。
国の総予算207兆円を全面組み替えは相当難しいと思いますし、年金制度を一元化し月額7万円の最低保障年金の実現も不可能かもしれません。中小企業の法人税率を11%に引き下げたらどんな世の中になってしまうのか。農業の戸別所得補償制度の創設や高速道路の無料化など財源はどこから出すのかと言う問題も官僚が言うことを聞くのか・・・
外交もこれからアメリカとどう渡っていくのか、少なくともアジアの国からはナメられると思いますが、それにどう対抗していくのか・・・
これらをすべて実行できて初めてさすが民主党と言われるのです。
私たちの手によって民主党主導の政治を作ってしまったのですが、私たちの暮らしがどのようになっていくのか非常に不安でもあり楽しみでもあります。
政治と経済は常に一致しているのに、経済の舵取りが苦手のように見える日本の政治はどのように変わっていくのか見守りたいところです。