廃棄物処理政策に関して検討されている論点(9) - 企業法務全般 - 専門家プロファイル

尾上 雅典
行政書士エース環境法務事務所 
大阪府
行政書士

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:企業法務

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
村田 英幸
(弁護士)

閲覧数順 2016年12月07日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

廃棄物処理政策に関して検討されている論点(9)

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 企業法務
  3. 企業法務全般
法令改正 2010年 廃棄物処理法改正

廃棄物の輸出入




 中央環境審議会 廃棄物・リサイクル部会 廃棄物処理制度専門員会において、現行の廃棄物処理制度の問題点の一つとして、「廃棄物の輸出入」が議論されました。

廃棄物の輸出入
・他国で処理が困難な廃棄物を日本に受け入れて処理する取組を推進するため、輸入許可の要件を見直すべき
・海外において廃棄物が不適正処理されることのないよう、輸出確認の対象となる廃棄物を整理するべき

 というものです。


 鉄スクラップや古紙、プラスチックくずなど、「廃棄物」としてではなく、「循環資源」として、国外に輸出されている資源はたくさんあります。

 その一方で、「資源」と称しながら、大部分が「廃棄物」としか言えないものを不正に輸出するケースも増えています。

 日本は天然資源が乏しい国ですので、製品を製造する際に使用する原材料の大部分は、国外からの輸入に頼っています。

 そうやって国外から大量に資源を買い付ける一方で、不要になった「廃棄物」を不正に国外に輸出するというのでは、国際的な廃棄物の不法投棄をやっているのと同じです。

 先進国の一員である日本としては、道義的にも許される行為ではありません。

 日本には、他国に廃棄物の処理を押しつけるのではなく、他国で処理できない廃棄物を日本で安全に処理してあげるという役割が期待されています。


 次回以降のコラムで、廃棄物の「輸出」と「輸入」別に、課題を解説してまいります。

 
 運営サイト 産業廃棄物許可コンサルティングセンター
 著書 「最新産廃処理の基本と仕組みがよ〜くわかる本」