暑いですねー 私は早くもエアコン全開で電気代が心配です
さて、カウンセリングでもよくおススメしているのですが、書くこと=言語化することには、自分を客観的に理解し受け入れるというセルフカウンセリング効果があります。
近年、自己肯定感という言葉が広まりましたが、自信がない、自己肯定感が低いというお悩みはとても多く、どうしたらいいかと言えば、ありのままの自分を理解し受け入れられるようになればいい、そのためにひとりでもできることは、私は言語化とマインドフルネスだと思っています。
自信がない方、不安が強い方は、たいてい「何が?」とお聞きしても答えが漠然としています。だから不安で自信がないと言ってもいいかもしれません。
つまり、明確に表現できるようになれば、不安も減り、自信もつくというわけです。
でも、それを他人との会話のなかで実践するのは難易度が高すぎます。まずは、自分ひとりでできる「書くこと」から始めてみるのがおススメです。
カウンセリングに来られる方は、人間関係やコミュニケーションに悩んでいることが多いのですが、書くことに抵抗される方は意外に少ない印象です。そして、私の臨床経験では、書き始めると気づきが増え、急速に自己理解が深まってどんどん変化していくように感じます。特に、書くことが習慣化された方の変化は本当にはやいです。
頭のなかだけで考えていると、考えがグルグル悪いほうへいくだけで、なかなか建設的な結論に辿り着けず、同じことがくり返される傾向があります。そんなとき、考えを言語化してアウトプットすると、考えが整理され、考えから距離をおいて客観視できるようになります。これがとっても大事。
たとえば、「なんとなく」「モヤモヤする」「ザワザワする」ときは、中身を深める大チャンス。多くの場合は、そこでとどまって、さらに言語化することは少ないように思います。ここを、「何が問題なのか?」「私は何を怖れているのか?」「何に傷ついたのか」「じゃあ、私はどうしたいのか。何を望んでいるのか」などと自分に問いかけていきます。
慣れないとちょっと怖いか面倒かもしれませんが、実は、それまでのように他人や世間にどう思われるかどう評価されるかを気にし続けるより、ずっとずっと気持ちがラクになります。なぜなら、自分に問いかけることは、自分を責めることの真逆で、自分を理解しようとすること=自分を大切にすることだからです。
私も書くことが好きです。普段は備忘録的な10年日記をつけていますが、大きな決断を迷っているときや大きな衝撃を受けて混乱しているときは、別途言語化して考えや気持ちを整理するようにしています。いわばセルフカウンセリングです。
書くことに抵抗のない方にはぜひおススメします。お気に入りのノートを探すのもお勧めです
このコラムの執筆専門家
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。