2年ぶりに石垣島に行ってきました

先日、2年ぶりに石垣島へ行ってきました

もう30年近くほぼ毎年、9割がた一人で行っています。去年は沖縄が感染爆発していて、やむなくキャンセル。今回は連日晴れ続きで、以前悪天候で行けなかった青の洞窟や初めてのお店にも行けて大満足でした。

今回は、旅先で気づいたことをつぶやきます。

◆ひとり旅が減った？

私がひとり旅を始めた頃はどこへ行っても大注目で困りましたが、だんだんと同士が増え、コロナ前は一人旅女子だらけみたいなこともありました。ホテルの朝食会場でも、一人客を多く見かけるようになりました。が、今回、機内でもホテル内でもまったく一人客を見ませんでした。

一人客を見つけたのは、夕食のカウンター席で男性1人、空港へのバスで女性1人のみ。ここ10年では考えられない少なさで、「いったい何が起きたのだ？」と不思議に思いました。たまたまだったのか今も謎のままです。

◆紙が激減、IT化にショック

今までホテルの部屋にあった分厚い説明書ファイルがなくなっていて、正直とっても不便で困りました　せめて金庫の取説くらいは残してほしかった。。10回以上泊まっている愛着あるホテルですが、IT弱者は来なくていいという意図を感じてかなり悲しくショックでした。

さらに、夕食に行ったお店でもメニューと注文をQRコードでするように書かれていて、紙のメニューもあったのですが、石垣でここまでIT化が進んでいることに衝撃を受けました。一方、スノーケルツアーは現金払いのみで、妙に親近感を感じホッとしました。

個人的にはITを使って今の生活を効率化したいという欲求はほぼゼロなのですが、ここまで世の中が変化しているとなると、適応しないとかえって不便になるということを思い知らされました。ものすごく気が重いけど、少しずつ勉強するしかないかな

◆更年期を超えて脱商品化しラクになった

この1，2年で更年期を超えた感があるのですが、身体の諸症状がなくなってラクになっただけでなく、もう商品としての女性性を意識しなくていいという精神的な解放感でものすごくラクになりました。（実際、誰も見ていないと日々確信しています）

今までひとり旅のたびに、まわりからどう見られるかをかなり意識したファッションや行動をしていたと今回初めて気づきました。今もまわりをまったく意識しないわけではないですが、以前ほどではなく、それより自分がしたいようにすることを優先するようになり、とても自由で快適です。ひと言で言うと、「恥ずかしい」という感覚が激減したってかんじです。

これがいわゆるオバサン化なのかもしれませんが、オバサン化大いに結構。だって、ラクチンだから。でも、あまり図々しくなったり、みずぼらしくなったりしないように注意は必要ですね。

女性のみなさん、かつての私のように無自覚に自分を商品のように感じて自分らしさを押し殺し、窮屈になっている方も少なくないと思います。日本は先進国のなかでも世界有数の男尊女卑社会、ということは、男が女に甘えている、女性に依存して多くの役割をおしつけているということです。そして、今まで女性もそれを受け入れてきました。

たしかに経済力がなかった時代は、与えられた役割を甘んじて受け入れるしかありませんでした。でも、もうそんな時代じゃありません。子どもを産め、仕事もしろ、家事も忘れずになんて、冗談じゃない。女に甘えるのもいい加減にしろ！でしょう。

「結婚して出産して仕事して」という女性像は、男にとって都合のいい、一種のマインドコントロールだとさえ思います。もちろん、女性自身が望んで選択するのは大賛成。心から応援します。でも、そうならなきゃダメだと義務感で達成しようとすると苦しくなります。あなたの幸せはあなたにしかわからない。まわりの期待に応える人生でなくていいんです。どうぞ自分の幸せを見つけてくださいね