サバイバル・キャリア術 - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

藤崎 葉子
株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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サバイバル・キャリア術

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オススメ本 心を鍛える本
本日は、本のご紹介です。

不景気な話が飛び交う中、

「レバレッジ時間術」「レバレッジ人脈術」など
レバレッジシリーズで数々のベストセラーを
書いている本田直之氏がつい先日キャリアをテーマに

『サバイバル・キャリア術』という本を出されました。

私はレバレッジシリーズは読んでいなかったのですが、
今回は”キャリア”に関わる本だけに早速読んでみました。

第1章 個人サバイバルの時代へ


ここではまず、社会全体の向かっている方向が
個人の働き方にどう影響しているか、が書かれています。

高橋俊介先生の「キャリア・ショック」をお読みになった
ことがある方は、キャリアが個人の責任の時代になるという
考え方に驚きはないかもしれませんが、

ここ数年でそれが顕在化してきていること、
働く人が「安定」を求めて頼りにしている「会社」そのものの
寿命がどんどん短くなってきている話など
社会の現状を把握するための章です。

私としては、前回の不況後、もっと個人が自分のキャリアを
考える時代になるかと思いましたが、その後の景気回復で
また若い世代の志向がどんどん盲目的に
『安定』『大企業』に向かっていったのを見ると、
日本ではアメリカほど個人のキャリア自律が
なかなか進まないな・・と思っています。

第2章 決め手はサバイバビリティ


この章では、会社は一生頼ることは危険だという前提で
「米陸軍サバイバル全書」からそのサバイバルの心得を
提示するところからスタートし、

まずは「リスクに適応する」という思考法をいくつか紹介しています。

たとえ転職したり、独立したりしなくても
日常から変化への適応能力や、個人として会社にスキル提供する
というスタンスなど、発想・思考・視点の転換するヒントです。

第3章 会社で働き、キャリアを磨く


個人的にはこの章に非常に期待をしていたのですが、
私の考える「会社にいながらにしてキャリアを磨く」方法と
ここで「サバイバルへの備え」として紹介されている7つの
法則はちょっと視点が違うものでした。

7つの法則のうち、3つは転職するかどうかの
意志決定での注意点です。

他はパーソナルブランドの構築に向けて
行動パターンを変えていこうというポイントが
書かれています。

これは、小笹芳夫氏の「アイ・カンパニーの時代」や
トム・ピーターズ氏の「ブランド人になれ!」あたりを
お読みになっている方はピンとくると思います。

要するに、サバイバル=パーソナル価値の向上
に落とし込めるかどうかということだと思います。

これは、私も納得ですが、本田さんご自身の体験談以外に
実際のビジネスマンの事例はほとんどないので
少し抽象的かもしれません。

第4章 一生通用するキャリアを築く


この章では、さきほど出てきた「パーソナル」の強化
を一生にわたってどう構築するかに進んでいきます。

「パーソナル・キャリア」づくりに向けて
法則は7つ紹介されています。

本田さんご自身の軌跡をもとに、
キャリアのスタート10年は
やはり「会社」でしっかり基礎を積み、
そこからそこから30代でパーソナル・キャリアの種をまき、
40代でリターンを得られる状態までもっていき、
50代で働き方を選択し、60代で仕事を趣味にして楽しむ
というストーリーをどう作るかが紹介されています。

このタイムテーブルはリアルでおもしろいと思いました。

第5章 サバイバル・トレーニング


最終章はサバイバル思考をもっと強化するために
いろんなキーワードから行動パターンを変えるヒントを
紹介しています。

私がおもしろかったのは、
実は最近ずっと思っていたことで驚いたのですが、

「ポジティブ・シンキングだけでは生き残れない」

というテーマです。

「前向きな考えで」とか「ポジティブな言葉で」とか
ここ1〜2年ポジティブ思考大流行だった気がするのですが
どうもそれだけでなんでもうまくいく!的な方向性に
納得しかねていました。
自分が大変理屈っぽい性格だからか・・と悩んだりして(笑)

しかし、本田氏のところにも
「ポジティブ・シンキングしているのに仕事もプライベートも
いまくいかない」という相談がよくあるのだそうです。

本田氏いわく、
気持ちをポジティブにするばかりに重点をおいてしまい、
問題解決能力が高められていない人が多いのでは、と。

すべては行動が伴ってこそ。
ポジティブ・シンキングではなく、
ポジティブ・アクションだという部分を読んで
私も納得しました!

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さて、以上が本田直之氏の「サバイバル・キャリア術」の
ご紹介と私なりの解釈です。

今の不安な状況は誰しも同じなので、
ここから一歩踏み出すために、
この本を読んで自分の思考方法の見直しを
図るのはオススメだと思います。