なぜ日本の住宅寿命は短い:ライフスタイルの違い−2 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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なぜ日本の住宅寿命は短い:ライフスタイルの違い−2

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家の寿命を科学する

■ ライフスタイルの違い(その2)


欧米では、子供は成人すると独立し、結婚しても親と同居しないので、普通二世帯住宅はありません。

日本では、新婚時代は親と別々に暮らしたり、転勤等で一時的に離れても、しばらくたって、一緒に暮らす例が少なくありません。

昔、同居が当たり前だったころの日本家屋は、フスマや障子で部屋が仕切られた開放的な家でした。父親を家の中心として、食事は大家族で一緒にとります。大家族でも台所も風呂も一つで、広め(部屋数多め)の家であれば、少々家族が増えても許容できました。

今の二世帯住宅は、全体の人数は少なくても、プライバシーが重視され、そうはいきません。
二世帯住宅を計画するとき、住宅のどの部分、どの機能を、2世帯で共有するかを考えます。
昔のように、食事も居間(茶の間)も一緒、台所も風呂も共有で各一つという家もあるけれど、多くの場合、親世帯、子世帯で生活の場を分離することが望まれます。
場合によっては、玄関から全ての生活空間の分離が要求され、1軒の家に2軒分の機能が必要となります。
日本家屋のようにフスマで仕切られたフレキシブルな家ならともかく、戦後の壁で細かく個室に区切られた家では到底対応できません。

改修も検討してはみますが、結構な費用がかかることがわかり、「いっそのこと建て直そうか」、ということになります。


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庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

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