米貿易赤字6年ぶり低水準 1月、景気悪化で輸入減
【ワシントン13日共同】米商務省が13日発表した1月の貿易収支の赤字額は国内景気の悪化による輸入の減少が響き、モノとサービスの取引を合わせた国際収支ベース(季節調整済み)で、前月比9・7%減の360億3000万ドルだった。赤字額は2002年10月以来6年3カ月ぶりの低水準で、6カ月連続の減少は初めて。
対日赤字(通関ベース、季節調整前)は前月比18・4%減の43億200万ドルと、1998年1月以来11年ぶりの低水準となった。
対日貿易は日本からの輸入が82億8900万ドルと、1993年5月以来の低水準に落ち込んだ。金融危機に伴う世界的な景気低迷を反映、貿易量の縮小傾向が一層鮮明になった。
米国全体の輸出総額は5・7%減の1249億600万ドル、輸入総額は6・7%減の1609億3600万ドルで、輸出入ともに6カ月連続の減少。自動車や関連部品が輸出、輸入ともに1998年7月以来の低い水準にとどまった。
対中国の赤字額は3・5%増の205億7000万ドルとなった。
【共同通信】
現在、ドルに関しては、円以外の水準は上がってきているので、このまま貿易黒字なんてことになれば、一気に円安傾向になるかもしれません。