「神」の存在 〜クリスチャンの貞操観念〜 - 家事事件 - 専門家プロファイル

榎本 純子
神奈川県
行政書士

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閲覧数順 2017年02月22日更新

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「神」の存在 〜クリスチャンの貞操観念〜

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夫婦関係改善のために 日本の家族のカタチ
春ですねぇ。
今日の横浜はポカポカと暖かく、マフラーを巻いて自転車で走ると汗ばむほどでした。

春になるとネコはビャーっと異性を求めて鳴き、ボノボは春じゃなくても異性じゃなくても性器をこすりあわせて挨拶をし、そしてヒトも春を思う時期になると、個によって濃淡はあれ性欲が出てくる。
その性欲を制限するのが貞操観念。

前回浮気は文化? 〜日本人の貞操観念〜は、日本人は元々貞操観念がなかったんじゃないか、というお話でした。

ひるがえって西洋はどうだったか。
前回もご紹介した本の雑誌2009年3月号で宮田珠己氏は、ヨーロッパ中世の男女模様について書いてる本についても書いておられます。ややこしな。

「日本における西洋中世史の第一人者」である阿部謹也氏による『西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で (ちくま学芸文庫)』

この本、タマキングによると
ちゅど〜ん!って高橋留美子ふうに効果音を入れたい気分

になるらしい。

以下、引用の引用になるけど全て『本の雑誌』から、タマキングの「ちゅど〜ん!」と共にお楽しみください。

「お前は、妻は妻以外の女と犬のように背後から結合しなかったか。もしそうしたのなら、パンと水だけで十日間の贖罪を果たさなければならない」ちゅど〜ん!(中略)
「お前は、主の日に妻と関係を持たなかったか。もしもったのなら、パンと水だけで四日間の贖罪を果たさなければならない」ちゅど〜ん!


これ、何かと言うと
六世紀から十二世紀にかけて各地で編集された贖罪規定書(司祭が教区民の告解を聞くときに、罪の許しを与えるマニュアル)

の内容。

ほかにも、しちゃいけない日がたくさんあって、というよりしてもいい日が年間44日ぐらいしかないなんてことも書いてあるらしい。
これじゃ、現代日本の仲むつまじい夫婦は年中パンと水。

これ読んで私が思ったのは。
西洋人というものはよっぽど性欲が強いのねってこと。
これ全部、教会が決めたことですよね。

確かにキリストは、「汝姦淫するなかれ」とか、後なんだったっけ、他人の妻を心の中で盗むのは実際に盗むのと同じだとかは言ってる(と思う)けど、「背後からどうたら」とか「主の日にどうたら」とかは言ってないはず。

世界三大宗教は、全てその始祖から「性欲」は「いけないこと」と規定している。
そしてそれが広まっていく中で、いろんな細かいルールを誰かが決めるわけですよね。
前回も書いたように日本は一応仏教文化を受け入れながらも、貞操観念についてはかなりアバウト。

性欲を制限する大元を「神」にされてしまうと。
何と言うか、現代日本人である私は反則っぽいと感じるわけです。
「天知る地知る己知る」じゃなけど、大元が「神」だと、どこにいても誰もいなくても、ダメなものはダメなわけで。

でも「神」の元にルールを決めないといけないぐらい、そうしないと秩序が保てないぐらい西洋人の性欲は強かったのかなと思いました。
そう考えると、貞操観念の強さと性欲は反比例。

で、日本はどうだったか。
何か、規制するものはあったのかなかったのか。
それを次回に書きます。

最終的には、
「じゃあ私達はどうすれば良いのか」ってとこにたどり着く予定なので、みなさんついてきて。

続きは、日本人の貞操観念2