経済財政運営と改革の基本方針2020が閣議決定

こんにちは！株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

先日、「経済財政運営と改革の基本方針（骨太の方針）」が閣議決定したとのこと。

政府は自ら「日本はITに大変後れを取っている」と認める発言がありました。

特に行政分野においてです。

確かに、特別定額給付金や持続化給付金申請の際の体たらくを見れば、認めざるを得ないでしょう。

日本はもっとITを推進し、IT技術を使って極力非接触で経済活動が営めるようにしようというのが、本当にざっくりした骨子だと捉えました。

この内容には、介護分野にも及んでいます。

特に、ケアプランのAI化や手続きのオンライン化・ワンストップ化等を実現し、介護負担を軽減することで人材不足が少しでも解消させることを目指しているようです。

皆さんが口を揃えておっしゃっていますし、私もこのコラムで再三書いている通り、介護の分野は書類がとにかく多すぎる。

前回改定で、少しは簡略化しているフシもありますが、もっと進めてほしい。

それから、ローカルルールは本当にやめてほしい。

書式にしても、市区町村独自のサービス以外は、基本的に国基準で行っているわけですから、例えば届け出様式を変える必要はないと思うのです。

また、諸法令の解釈も、地域によってかなり違うことがあります。

これは、現場の混乱を招きますし、何よりご利用者様にとってよいことはありません。

介護現場で働かれる方にとって、もはや最低限のITスキルは必須です。

しかし、申し訳ないことに、介護現場では70代といったご高齢の方々もご活躍されていますので、なかなか完全に推進させることは難しいです。

ITを進めるのであれば、極力簡素化してくれるとありがたいです。

音声入力が使えるようになるとよいですね。

まあ、スマホでも「Siri」等がありますが、もっと精度を上げてくれるとよいと思います。

男女では、声の質も違いますし、話す速度や声の大小によっても、制度が異なってくるのでしょうが、いかようにも対応できるものであればかなり使えると思うんですよね。

介護ロボットも、もっと推進すべきです。見守りロボット等、一度福祉機器展等で見てみたいです。

ただ、介護にとって最も重要な直接的コミュニケーションは、人間に代替できるものはないと思います。

Aiを使えば、見かけ上できなくもないと思われがちですが、心は残念ながら通えません。

それは、人間同士でないとできない業です。

政府も、骨太方針を本気でやりたいなら、真剣に取り組んでほしい。

中途半端にやる位なら、やらない方がマシです。税金の無駄遣いになるだけですから。

あまり書きすぎると止まらなくなるので、このあたりでおしまいにします。