- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
今回は、特別養護老人ホーム(以下「特養」)の入所状況について書かせていただきます。
特養といいますと、なかなか入所できない施設という認識が、かなり前からなされております。
特養の空きを待っている方(待機者数)は全国で何十万人とも言われており、2014年の統計によれば待機者数約52.4万人と、統計上はものすごいことになっていました。
現在は、2019年の統計が最新のものですが、全体で29.2万人。そのうち、在宅で待機する方が11.6万人、在宅以外で待機する方が17.6万人とのことでした。
統計上の数字だけ見れば、待機者はかなり減っています。
その理由はいくつかありますが、最も大きな理由は軽度者(要介護1・2の方)の入所が制限されたことでしょう。特養は原則として、中重度者(実際は要介護4・5の重度の方)以外には入れない、と一定の線を引いたのです。
それから、特養に代替する施設の増加も、要因として考えられます。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が、ここ数年でかなり増えており、特養待機者の受け皿になっております。入居金もリーズナブルに設定しているところも多く、特養が空くまでこのような施設で待機するという方も増えています。
上記のような理由から、特養にはひと昔前よりも比較的入りやすくなっているように思えます。
しかしながら、特養入所に関しては、結構悩ましい問題を抱えているのです。
この続きは、次回に持ち越します。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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