- ウジ トモコ
- 代表取締役 アートディレクター
- 東京都
- アートディレクター
対象:広告代理・制作
- 山藤 惠三
- (クリエイティブディレクター)
- 山藤 惠三
- (クリエイティブディレクター)
先週から言語脳がすでに許容量を超えて稼働中だったため、ついに使ってしまいました。(ホッテントリメーカー)
今日は「スーパーサラリーマン」について書きます。
上の写真のお方は、パナソニック株式会社でマーケティング担当をされている木綿さん。まぁ、間違いなく今、ちまたで騒がれている「スーパーサラリーマン」のお一人なんですが、先日、ウジパブリシティーに某新製品ファックスのレクチャーをしにきて頂いた時の写真です。
**スーパーサラリーマンって?
「スーパーサラリーマン」の存在というもの自体、私自身、かなり最近知ったのですが、「スーパー」の称号を与えられている方、実際にお会いしてみると「想像以上に凄い」です。
会社にお勤めの方で、著者の方というと、以前こちらのコラムでもご紹介している
マーク富岡さん、横田尚哉さん、千葉智之さん、嶋ひろゆきさんなどは、本当に「事務所がマネジメントしてくれているの?」くらいの活動量。皆さん、ブログの更新もマメで,,,頭が下がります。サラリーマンというよりは、もうすでに「ビジネスタレント」ですね。
そういった意味でもやはり、より、地下組織的に「スーパーサラリーマン」の王道を行っているというか、特に注目を浴びていらっしゃる方がみさ吉さん。著作のご予定もおありのようですが、「スーパーサラリーマン」としては、活動ジャンルの広さ、実績、人脈ともにダントツだそうです。そのみさ吉氏プロデュースの中の2つのプロジェクト、早朝から築地でお寿司を食べて、勉強するという「築地朝食会」、「視覚マーケティングのススメ@UNDER GROUND」という勉強会に、今回、私もゲスト講師としてお招き頂いています。
**実務集中型「スーパーサラリーマン」の広告媒体効果
今回のコラムでは、その「スーパー」の中でも、一般的に注目されている行動力とか勉強会出没率とか人脈力とかではなく「広告媒体効果」にフォーカスします。
だって、彼らは完全に「広報」の域を超えていますからね。もう、完全なる「歩く広告媒体」。世の中の「アルファブロガー」という方々は、もちろんすでに完全なメディアだと思います。でも、こういった「スーパーサラリーマン」の方のワンツーワンマーケティングも凄い。アルファの方が、いわゆる「クチコミマーケティングのマス媒体」だとしたら、彼らは完全に「クチコミマーケティングのニッチ媒体」。
自著の同じ出版社から「超地域密着マーケティングのススメ」という書籍を出しておられた、平岡さんのワンツーワンマーケティングを、大企業を跨いでやってのけているから驚きます。
もちろん、そのあたりの勉強会ではスーパーサラリーウーマンも当然いる訳で、企業という縦割り社会を乗り越えて、直通で横に、かつジェンダーに繋がっている。それも、志とか、実直さとか、人柄とか、、言葉にならない人間の「芯」の部分でピンポイントで繋がっているために非常に太い、揺るぎないラインが確立されているように思うのです。(それなので、当然レバレッジがスゴイ。スピードもコストも費用対効果も、です)
**スーパーサラリーマンは「視覚マーケティング優等生」の法則
事の発端は、「デザイン事務所は、ファックスで来た赤字をスキャンしてpdfで送るのが大変」みたいな事を何かのメーリングリストで書き込んだ事であったと思います。
たまたま、木綿さんはファックスのご担当だったのですがあっという間に手配して、段取りして「なぜ故にパナソニックのファックスはダントツなのか」をわざわざ事務所にご来訪の上、隙なく論理的にご説明していただきました。
(いや、本当に優秀なファックスですよ。機能的には、他社を寄せ付けていません。デザインも、過激さや遊びはないですがシンプルでコンパクトによくまとまっています。)
ちなみにここからがさらに極めつけのエピソードなのですが、(まぁ、たまたまこの「広報」イベントのあとに自由が丘で木綿氏の新しい旅立ちのための会があってうら若きスーパーサラリーウーマンなども集合するというロケーションもあったとおもいますが)
会社から一度,帰宅して、この写真やイベントのためにわざわざ、着替えて出直していらっしゃったんですよね。。。
色々なところで何度も書いていますが「第一印象」に二度目はない訳で、印象としては、「そのあと」をかなり引っ張る事は確実です。実に隙がないです。ちゃんと、撮られて、露出するという意味を、良く理解されていると思います。
それも視覚的な効果でいうと「補完」「共感」の効果を上手に使ってます。私服での登場は、会社員・サラリーマンっぽいイメージをパーソナルブランディングから切り離しています。「一個人」としての露出がより媒体効果を高める事を良くご存知なのです。また、お洒落な私服姿は、当然、好感をもたれます。いわゆるただ目立つだけ事が視覚マーケティングではありません。初対面の人にも普通に感心してもらい、着実な信頼関係を築くということも、非常に重要な視覚マーケティングなのです。
**スーパーサラリーマンは「マメ」
最後に下の方の写真何ですが、「キング・オブ・スーパーサラリーマン」のみさ吉さんから「仕事はストーリで動かそう」出版パーティの時にそっと手渡されたもの。
著書を出した方ならたぶん、皆やられると思います。
**スーパーサラリーマン手当とか?スーパーサラリーマン名刺とか?
まぁ、こういった方以外にも本当に会社勤めで「それ以上」のお仕事をされている方って、ほんと、今の日本に沢山いらっしゃるのだと思います。もちろん、こういうご時世ですから、それがストレートに役職や報酬に繋がっているとはもちろん思えません。
自著「視覚マーケティングのススメ」にも書いていますが、優秀な方にはぜひ、名刺の紙を変えるとか、「スーパー」の刻印をいれるとか、外部の方にもひとめで分かるプレゼンテーションなどをして頂けたらいいなぁ、と切に、思います。
もちろん、本人のモチベーション維持にも効果ありですが、社外の人間からみても「あ、○○社のエースの××さんですね」ということが最初から分かると心構えが変わります。第一印象とおなじく、「最初のインプット」はとても大切ですし、つまり、広告効果としてもかなり期待が出来るのではなかとおもうのです。
ご参考になれば幸いです。