例えばリビングとダイニングの境界には、段差があります。リビング側からダイニング側を見ると、絵のように切り取られて見えるのです。
このように見えるのには、もう1つトリックがありまして、それぞれの部屋に薄い色を付けているのです。リビング側にはグリーン、ダイニング側にはオレンジです。
一色ずつを見ると、そんなに色が付いているようには見えないのですが、並べるとその差がハッキリ分かるのです。
全ての部屋に薄く色が付いています。そうすることで家の中でも箱を感じるでしょう。それぞれ食事が美味しそうに見えたり、リラックスできる色だったりするのです。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 新
- (建築家)
- 納谷建築設計事務所
「Why」を突き詰めると、家の本当の役割が見えてきます
例えば「ここに窓が欲しい」と思う気持ちは、記憶の産物でしかありません。欲しい「why」を突き詰め、家作りで答えを出すのが僕らの仕事です。家への思いを遠慮せず話して下さい。楽しくて新しい家を一緒に作っていきましょう。※僕が納谷兄弟の弟です
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