パーソナルスタジオ＆マイクロジム経営に大切な「価値を届ける努力」

　こんばんわ

　日ごろ、トレーナーさんや治療家の方からご相談を受けることも多くあり、先日も話をしている中で感じたのは、ほとんどの方は「商品価値」を高める努力をされている方は多いけれど、それと同じくらいのレベルで「価値を届ける努力」をされている方は意外に少ないということ

　肌感覚的には、「商品価値」といっても、「機能的価値」を高める努力をされている方が80％くらいで、「機能的価値」を高めながら「情緒的価値」も高めている方は20％くらい

更に、それらの「商品価値を届ける努力」を高いレベルで継続している方は、4％くらいでしょうか？

　パーソナルスタジオやマイクロジムの経営を考えてみると、1人で活動をしている時と複数のスタッフで活動をしている時に大きく異なる点は、この「商品価値を届ける努力の量」になります

　1人で活動をしている時は、「商品価値」を高めることに多くの時間を使い、「商品価値を届ける努力」に関しては、最初に一定の時間を費やせば、あとはそこまでの大きな時間を掛けなくても経営していける場合が多くあります

　しかし、スタッフを雇用する場合は、より多くのお客様に「自分達の提供価値」を知って頂き、お越し頂く＆喜んで頂く事が必要になりますので、今まで以上に「商品価値」を高めるだけではなく、その「高い商品価値提供」を均一化する為の行動が必要になると共に、「商品価値を届ける努力」が「×スタッフ数」で必要になってきます

　また、スタッフ数が増えたからといって、いきなりセッションを任せられる訳でもなく、かといってこちらの「商品価値を届ける努力」の方を任せられるかというと、任せられる部分もありますが、そうでないことがほとんど

　なぜなら、この「商品価値を届ける努力」というものを、「質」×「行動量」として考えてみると、特に新卒の方を雇用した場合は、「質」が基準を満たしていないことが多い為、いきなり任せようと思っても任せられないことが多いんですね

　その為、人数が増えたことで必要となる「行動量」を誰が補うのか？というと、初めて雇用したスタッフの場合、既にやること盛り沢山なスタジオやジムの代表になります

　そうならない様にする為には、可能な限り、自分が暗黙知として行っていたことを、明文化して出来る様にしておくことが大切ですが、どれだけそうした準備をした所で、質を保つ為には、本人の成長が伴わなければ任せられない部分は出てきますので、今まで以上に時間を費やす覚悟は必要です

　誰かを雇用して働く場合、今までと同じでは上手くいかなくなる可能性が高く、「商品価値を届ける努力」が今までに以上に必要になります。その為、それまでに「環境の整備」を行う事と「時間を費やす覚悟」を持って臨むことが大切になるのではないでしょうか？

　私たちも、創って終わり、商品価値を高めて終わりではなく、スタジオやセミナー、リフォーマーの製造＆販売をはじめ、しっかりと「価値を届ける努力」を継続していきます！

としお

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